[05]JBL


2000ちょっと前のオーディオマニアなら知らない人はいないくらい有名なJBL。といっても今は知らない人も多いと思う。JBLはアメリカのスピーカーのメーカーで、劇場用スピーカーメーカーのアルテックとともに古きよき時代のアメリカを象徴するマニア垂涎のオーディオメーカーだ。

カリフォルニア州ノースリッジにおいて、1946年ジェームスBランシングにより設立された家庭用スピーカーのメーカーがJBL。家庭用だから美しくなければならない。そして音を出さない時でも家具として鑑賞に耐えなければならないというコンセプトをもって生産。当時のパラゴン、オリンパスなどは今でもコレクターの間では銘機と呼ばれ人気がある。

一方でその技術力の高さはプロフェッショナルの現場でも認められ、4344や4425などのスタジオモニターやコンサートPA用スピーカーが世界中で活躍した。サタデーナイトフィーバーが流行った頃はディスコが全盛期だったが、大きなディスコではこのJBLのバックロードホーンスピーカーがガンガン鳴っていたものだ。

バックロードホーンというのは、低音を増強するテクノロジーで、スピーカーボックスの中が迷路のように折れ曲がっていてそこを低音が通って出てくる頃には増強されているというもの。したがってスピーカーのユニットより箱のほうが高かったりする。たとえば30万円のスピーカーシステムの場合、スピーカーユニット本体は5万円で買えるが箱は25万円するといった具合。

写真は小型だがバックロードホーンの箱の中はなかなか複雑で高価。そこで自作マニアは箱作りに執念を燃やし、うまく作ることが出来れば大幅に安く済む。25万円の箱がベニヤ合板2枚くらいで出来たりするから。しかし音質的にはオリジナルには敵わなかったりする。

カリフォルニアの明るいサウンドを象徴するJBLサウンド。一度聞いてみてはいかがだろうか?JBLはハーマンで扱っている。昔はサンスイが代理店だったが。

2000-06-19

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