[07]Lカセット(エルカセット)


オープンテープでは大げさだし、かといってカセットは音が悪いし。そういう過渡期にはいろいろな製品が出回るのが世の常です。オーディオ界もご多分に漏れず、そういう製品が登場しました。その名を「Lカセット」といいます。発売したのはSONY。

Lカセットは、カセットテープの手軽さと、オープンテープの音質のよさを取り入れたマニア向きの製品で、ソニーから発売されました。カセットに満足できないマニアには大いに賞賛されました。テープの幅は1/4インチとオープンと同じ。テープスピードは19cmと9.5cmが選べたと思います。録音にはテープ速度は速いほど音質は良いので、これは売れると誰もが思った。しかしまったく売れずにすぐその姿を消してしまった。

売れなかった原因は、値段が高かったことと、メーカーがソニーだけだったこともあり、テープメーカーが踊らなかったことにあるでしょう。また通常のカセットの目覚しい性能の向上も見逃せません。ドルビー方式によるノイズの軽減、テープの材質向上、録音技術の向上、テープヘッドの改良など、今でも目を見張るほどの新技術ラッシュです。

Lカセットはその本体はもはや見ることできませんが、秋葉原ではテープは売っているそうです。いや、もう売ってないかも?

2000-07-01

関連記事: