[38]D&Mホールディングス


高級オーディオブランド「デノン」も「マランツ」もそれぞれ会社は存在しますが、今はD&Mホールディングスという会社が株主となって経営を統合されています。D&MホールディングスのDとはデノン。Mとはマランツのことです。ともに日本のピュアオーディオ界を牽引してきた大御所であります。

DENONとは?

1930年代に日本コロムビアのプロ用機器ブランドとして登場したDENON。レコーディングスタジオや放送局などでは海外製の製品を押しのけて活躍したブランドです。当時日本ではデンオンと読んでいましたが、海外ではデノンと呼ばれ、いまでは国内外とも「デノン」で統一されたようです。

プロ用機器のそっけないまでの信頼性をコンシューマ機器に移植し、それに惚れ込んだマニアも多いのではないでしょうか。特にアナログ盤の再生に欠かせないダイレクトドライブプレーヤーでその名を馳せたブランドです。

1972年には先進のPCMデジタルレコーディングを商業化した実績があり、DATレコーダーやCDプレーヤーでも他社に一歩先んじる技術力で人気がありました。、今でもDENONブランドの製品なら安心というイメージがあります。

マランツとは?

会社としては「日本マランツ株式会社」。歴史としては50年ほどですが、アメリカのマランツはフィリップス社との統合、そして日本ではスタンダード工業が日本マランツと社名変更を経て長い間二つのマランツのイメージがありました。

というのも、当時1970年頃マランツといえばマッキントッシュと並ぶ最高級ブランド。それが日本マランツとなった途端に5万円くらいの安物アンプを発売したからです。当時のマランツファンは戸惑いました。手が届くのはうれしいが、性能的には「これはマランツではない」といえるものだったからです。

当時の日本マランツにも苦悩があったのでしょう。最高級と崇められるのは悪くは無い。しかし売れるものを作らなければ話にならない。しかし当時の悪評は相当なものだったと記憶しています。一方で海外のマランツは別な道を歩んでおりこちらは高級ブランドを保持していました。

色々な紆余曲折を経て、2001年日本マランツはフィリップスからマランツの商標権、営業権、海外での販売会社と資産を買収し、いわゆる「マランツ」は一本化し、本来のブランドを取り戻しました。2002年にはデノンと経営統合し持ち株会社D&Mホールディングスのもと、今日に至っています。

2004-11-22

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