[44]懐かしの製品が続々復活


団塊の世代を狙ったビジネスが続々と登場していますが、団塊の世代といったらオーディオ全盛期と時代が一致します。当時は学生でなかなか手に入らなかった高級オーディオを今こそ手に入れん、と思う御仁も多いのではないでしょうか。

そんな背景があるのでしょう、一斉風靡したブランドが続々と復活しています。

まず、TRIO(トリオ)ブランド。といっても、トリオは今でこそケンウッドなどという社名になっていますが、もともとはトリオが正室。ケンウッドは側室みたいなブランドだったのですが、ナショナルのパナソニックブランドと同じく、本家より後発のほうが人気が出てしまった、といういわくのあるブランドです。そんなケンウッドの60周年記念モデルとして限定で発売されたのが「K-TR60」。

コンセプトは「音と音楽に対して、忠実であること」という創立60周年を記念するにふさわしい製品です。量産という概念を排除し、一台一台試聴、合格したものだけに「音質確認証」を添えるという限定品です。価格は483,000。チューナーとCDプレーヤー内蔵のアンプとスピーカーがセットされています。直営ECサイトで1月31日24時までの限定販売。

こちらは、パイオニアの真空管アンプ「TRV-35SE」。トライオード社製の真空管を使って小型プリメインアンプながら45W+45W出力の実力派。EL34管の特長である高音の延びを大切に、低域から高域までバランスのとれた再生を実現、とのこと。価格は126,000円。

私がオーディオに興味を覚えた頃はすでにトランジスタ全盛となっていて、国産で真空管アンプといえばラックスしか覚えが無いのですが、パイオニアでも真空管アンプを出していたのでしょうか?

それはおいといて、この新発売の真空管アンプはインテリアにもマッチするようにデザインされていて、団塊の世代のオッサン向きというよりは若い女性をターゲットにしているとか。確かに温かみのあるデザインは、女性に人気が出るかもしれません。真空管アンプとしてはそれほど高くないので、インテリア素材として、また往年の名盤を聞くためのギアとして最適ではないでしょうか。

しかし、団塊の世代は、お金を使うことばかりに狙われているようです。

2006-12-19

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