第64回
■ランチは社外の人と
昼食は比較的同じ場所で同じ人達と食べていることでしょう。社員食堂があって安く食べられるから当然そこで食べているという人も大勢いることと思います。でも毎日同じ顔の人間と昼食を共にしていて飽きがきませんか?
他律的支配を受けるOLやサラリーマンの人達においては昼食時くらい、自分だけの時間として有効利用するべきじゃないですか。
よく若いうちにはできる限り多くの人間と会うようにしなさい―というけど実際にはなかなか思うようにいきませんよね。夜は残業や接待社内のつきあい上飲みにいったりと、どうしても融通がきかないことが多いでしょう。それならば、昼の休憩時間を利用して会社外の人間と会うことを薦めます。
昼休みはシフト制等を採用していない限り比較的十二時頃から他社の人間とも休憩を共有できるはずですね。もしあなたが営業関係者なら相手の時間帯にも合わせやすいし、できる限り違った人達とランチをとるようにするべきです。そこで貴重な情報を得られるかもしれないし、なにより仕事の合間に知人や恋人と楽しく過ごす時間が持てるだけでも十分脳がリラックスし精神的にもリフレッシュでき午後からの活力源になります。
昼休みは午前中ヒートアップした脳を一旦冷却させ午後に向けて再びターボがかかるようにするための休息時間であるのだから、無駄に休憩時間を消費しちゃいけません。貴重な昼休みにランチを会社外の人間と食べることは然程変化のない日常生活を一時的に逸脱させ快楽を伴う異次元空間に誘ってくれる特殊効果がありますよ。
2002.12.01 |