私が出逢った男たち2 -卯月あみか-

『出逢うコト』には常に積極的で貪欲でありたい。裏切り、浮気、略奪愛、壮絶不倫、愛人生活、様々な出会いからスタートした数々の男遍歴。時におかしくそして切なくちょっとHに、けれどマジメに赤裸々に語ります。

私が出逢った男たち

私が出逢った男たちPatrt1
by 乾京子
私が出逢った男たちPatrt2
by 卯月あみか
私が出逢った男たちPatrt3
by 緑川すずめ

卯月あみか自己紹介

新着エッセイ

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03 窓の外には・・・
02 恐怖の綱引き体験
01 イケナイ遊び15歳の春

第1回

イケナイ遊び15歳の春


中学3年生の頃、友達と『テレクラ遊び』に夢中になった時期があった。年齢、容姿を偽り、オトナの女性を演じて会話をし、待ち合わせ場所と時間を約束。そしてその場で何食わぬ顔で制服姿の私達はおしゃべりをしたり、ドーナツやハンバーガーを頬張ったりしていた。

待ち合わせ場所に呼び出す男性は1人とは限らなかった。遊びがだんだんとエスカレートしていき、ある時は同じ場所に一度に6人もの男性を呼び出したこともあった。キョロキョロと、約束したはずの“存在しない女性”を探し、人待ち顔でじっと待っている男達。その様子をチラチラと窺っては、友人らと顔を見合わせ、大笑いしそうになるのを必死にこらえた。“どういう男が来るか?何人来るか?”15歳の私達にとってそれは、単なるゲームにしかすぎなかったのだ。

私がその遊びを始めたきっかけは、クラスメイトの誘いに軽い気持ちから乗った事からだった。そして、“ちょっとしたイタズラ心”を持った乙女達が集まると、とんでもない方向へと事態は大きく転がっていってしまうのだ、という事に気がついた時は、もうすでに遅かった。

「ねぇ、今日ミスド行くんだけどさぁ、よかったら付き合ってくれない?」美術の授業時間中、私とH美はさほど仲良くはないN子に突然誘われた。どうして突然私達なんて誘うのだろう?不思議そうにしている私の顔を見て、イタズラっぽく笑いながら彼女が言った。「一緒に見て欲しい人がいるの」

食べかけのドーナツを見つめながら、少しバツが悪そうに「昨日の夜、テレクラでまた約束をしちゃった」とN子が白状した。彼氏と別れたばかりで寂しかったのと半ばヤケになっていたらしい。けれど詳細を聞けば、年齢は19歳で、容姿もN子とは似ても似つかぬ、偽りだらけの“素敵なオトナの女性”になっていた。「なんだぁ、それだったら絶対にバレっこないじゃん!」「そうそう!だってうちら制服なんだし、ねぇ〜」と明るく言う私達に、「いや、あのね、もしカッコイイ人だったら、今度は本当にそのまま一緒にどこか行っちゃおうかなぁ〜ってさ」N子がポツリと言った。

話しによると、約束した彼は23歳。小さな会社の経営者で、車は黒のスープラに乗っており、180cmのスラリとしたスポーツ好きな青年らしい。15歳の乙女が憧れる、絵に描いたような男性像。N子がそんな“王子様”を一目見てみたい、と思うのも無理はないと思った。「スゴイじゃん!マジでカッコよかったらどうするぅ〜?!」キャーキャーと盛り上がるN子とH美を尻目に、“そんなイイ男が果たしてテレクラを利用する必要なんてあるのだろうか?!”と一抹の不安を感じる私。

約束の時間になった。外はもうすっかり暗くなっていた。ガラス張りの明るい店内は外から丸見えの状態である。会話が自然と途切れ、チラチラと外の様子を窺い始める。はたから見たら、挙動不審な三人組だったに違いない。10分ほど過ぎた時、店の横に黒のスープラがすぅっと横付けされた。

そしてその後、“子供のイタズラだから”と笑って許せる人ばかりではない、という事を思い知らされた、『恐怖の経験』をしたのだった・・・

2004.03.27
卯月あみか

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更新:2011.02.16
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