教育者様、覚悟せよ! -コハタジュンコ-

先生が考えナイと、生徒はもっと考えナイ。先生が楽しめナイと、生徒はもっと楽しめナイ。卒業してゆく子供たち、卒業できない教師たち。教育者様、あなたは卒業できました?

教育現場シリーズ

生徒の数だけ『合格への道』
by 葉月ひまわり
教師予備軍は見た。
by 下坂めがね
リアルふぁいと幼稚園
by 間瀬美雪
不登校とんでけ!
by 月野すみれ
教育者様、覚悟せよ!
by コハタジュンコ
教育現場の裏事情
by 秋月慎一

コハタジュンコ自己紹介
あなたもライターになれる
 

教育者様、覚悟せよ!

15 先生を信頼すること
14 生きる授業
13 逆転の発想を
12 いろんな人の意見を反映させる
11 「言葉」か「音」かPart.2
10 「言葉」か「音」かPart.1
9 4色の絵の具
8 井の中の蛙大海を知ろう。
7 好きな先生、嫌いな先生-2-
6 好きな先生、嫌いな先生
5 面白い授業を受けたい
4 褒めることを忘れていませんか?
3 はじけろ!自己紹介
2 授業が始まる!
1 せんせいのHR

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プレリリース

第11回

「言葉」か「音」か・・・Part.2


前回、「声は教室中に届いているのに、その向かっている先が生徒ではない」という言葉をキーワードに話すこと、伝えることについて書き連ねましたが、今回はその続きです。我が後輩が、新人にたいして「伝える」ことに悪戦苦闘していましたが、それでは我が後輩は、どのような「伝え方」をしていたのでしょう。

〜生徒は鏡〜

◇声の方向が誰にも向いてない◇

彼女は、実によくまとめた資料を見て説明をし、ホワイトボードに重要なポイントを書きだす、その説明は、ずっとホワイトボードだけを見てしゃべっている。新人達も資料を見ながらホワイトボードに注目する。しかし、ぜんぜん雰囲気がノッていない。宙に浮いた「言葉」が新人達の頭上を通りすぎ、ただの「音」になってしまっている・・・。新人達も一生懸命、理解しようと努めていますが、届くはずの言葉が届いてこないので、空中霧散している言葉を自ら拾い集めにいかねばならないのですね。考える時間も与えられずに、もう一つの情報が流れていく。一息ついてしまうと何が何だかまとめられなくなってしまうので、途中で周りの人に聞く余裕も持てないし、説明している人物がずーっと自分たちを見ないものだから「すみません、もう一度」というきっかけも見当たらないわけです。

「何だかこっちが一生懸命になってばかりで、ばかみたい」彼女は仕事が終わってから言いました。「分かりやすく説明してるんですけどね。できるだけ難しい説明を使わないで、みんなにわかるように。でも、意欲がない子に教えるのは手ごたえがなくてつまらないですね。あれだけ説明しても、のちのち、これってどうなんですか?って聞いてくるんですよ。そうすると、一生懸命説明していた私としては、それじゃあどうしてあの時質問してくれなかったのよ、って思います。」

一方新人の子達は、「良くわからなくって・・・。でも取りつくシマもない感じで、パワフルなのは、見ててすごく、仕事面白いんだろうなって思うんですけど、でも私にとっては・・・わからない。何がわからないのかもわからないですね。後から教えてもらいにいくと、あの時説明したのにって目で見られるし、そうすると申し訳なくてなかなか質問しにくい雰囲気で。」

私はちょっと考えてから、後輩に「今度はみんなに教える、という意識を変えて、前列の子にだけ伝わればいいや、という気持ちで話してみたら?」ときりだしてみました。後輩はそれでは無意味だ、と、最初はかたくなに拒んでいましたが、いわれた通り、前列の子に意識を集中させるようになりました。

するとやはり、これまで、漠然としていた対象物を一つのところに注ぎだしたために、こころなしか口調も柔らかく、ゆっくりと、彼らのペースを考える余裕が出てきたようです。一対一で話すときは、相手のペースを考慮しますからね。これまで眉間にしわを寄せていた子達も、所々でうなずきながら聞いている。彼女も慣れてくると前列から今度は3列目まで、5列目まで、と少しずつ対象の範囲を広げてゆき、ある日こんなことをいったのです。

「新人の子達の顔が見えてきた、かなあ?いままで私は<こっちを見ろ>、とばかり思っていて、自分は彼らを見ていませんでした。一人ひとりの表情が見えてくると、それに合わせて話し方を変えたり、ちょっと前に戻ってみたりすることができる。全員をいっぺんに理解させることなんて無理だし、いまはわからなかったら後で聞きに来てねー、って、当たり前のことが言えるようになったし、そういう雰囲気をつくることが大切なんですよねー。彼らの態度こそが、私自身の姿を映す鏡だったのかなあ、私は、人間に対して話しているのだということをすっかり忘れていました。」

教壇に立って平均40人の子供たちに何かを伝えようとする、集団を相手にしようとすると、彼らを「一山」というくくりをしてしまうことがあります。ひとりの人間が40人という人間を相手にしようとすれば、そうなってしまうのもやむを得ないのかもしれません。しかし、「一つの山の中の木」ではなく、ひとりの人間同士で一つの大きな山を作っているのだということを忘れてしまってはいけないのではないか、教師の向かう先が漠然としていれば、やはり生徒も漠然としてしまうのではないか。

思いの伝え方、・・・というと何となくうさんくさいですが(笑)原点に還ってみればおのずと見えてくるものがある。先生、あなたは今、生徒の顔が見えていますか?

2001.11.11
コハタジュンコ

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更新:2008.11.19
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