ワーグナーが贈る、究極の性愛

エロティックな巨匠たち
Part1

一見堅苦しいクラシックの世界。でもそこに潜むものは現実よりも官能小説よりもリアルでエロティックな人間の愛憎の姿。古今東西芸術の巨匠達の裏路地にご案内します。

朝比奈マリー

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エロティックな巨匠たち2〜歴史を彩る淫らな女たち〜
歴史を彩る限りなく魅力的なダメ男達!
 

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23 復讐のメディア
22 ヴィーナスの謎
21 血の婚礼
20 マハのほほえみ
19 血と砂
18 カルメン!
17 閉じ込められて
16 禁断の夜話
15 愚かしく美しく
14 血の滴るキャンバスその2
13 血の滴るキャンバス
12 聖なる快楽
11 謎の幻想庭園
10 サド侯爵 二人のヒロイン
09 「幻想交響曲」ある男の妄想と願望
08 SMの行き着くその果ては
07 エロティックな倭人たち
06 呪いのヴァイオリン
05 禁断のオペラ その2
04 禁断のオペラ
03 愛と罪と禁忌と罰と(雷帝イヴァンとその息子イヴァン)
02 青のエロス
01 倒錯した少女ジュリエット
00 ワーグナーが贈る、究極の性愛
 
第00回

ワーグナーが贈る、究極の性愛

あなたとマリーの初めての夜に乾杯!
バックミュージックはワーグナー作曲「イゾルデの愛の死」。
官能的な二人に相応しいでしょ。

でもね、この歌はこれだけじゃない。
何だか背筋がぞっと寒くなるような、
人間の異常性のようなものをも、あたしは感じるのよ。

さて、この歌は楽劇のラストシーンに登場するの。
不倫の快楽に共に溺れた愛人の死体の上で、死に行くヒロインの歌。
「溺れ、沈み、我を忘れるの!このこよない悦び!!」 
つまりは幻想の彼とセックスしながら昇天するのね。
でも、本当に幻想の彼・・・だったのかしら?
最期のイゾルデの相手は、トリスタンの死体そのものだったんじゃないかしら?

考えすぎだって?でも、そう思う根拠は、ちゃんとあるわ。
・まず、この歌詞がとっても生々しいこと。
 「せめて一度だけ!もう一度だけ!」と男の死体にすがるところなんて特にね・・・
・二人はかねてから抱き合って死ぬことを望んでいたこと。
 ま、ワーグナーがそういう設定にしちゃったんだけど。
・二人が飲んだ恋の媚薬は、麻薬だったと推測できること。
 (薬草のワインといわれるけれど、ワーグナーの脚色じゃあ、とてもそうは思えない)
 つまり、二人は麻薬の幻惑の中の絶頂を味っていたんじゃないかしら。
・恋人の死を嘆いていたイゾルデが、突然に狂乱すること。
 トリスタンの死の直後に大量の麻薬を飲んだとしたら・・・

更に、この曲自体、非常にエロティックでしょ。
その秘密はワーグナーが効果的に用いた音響愛好(人を興奮させる音響効果)の割合の高さなの。
実はこの歌は、死体愛好者には人気が高いんですってよ。
ヒトラーがワーグナーを利用したのも、この音響効果を良く知っていたからなのね。怖いことだわ。
それにしても、こんな異常者たちを虜にするなんて、並大抵の天才じゃないわ、ワーグナーって。
彼の大きな脳には、たくさんの危ない妄想が渦巻いていたんでしょうね。

ねえ。人間の究極の性愛って、死と隣りあわせなのかしら。
安部定さんが恋人の局部を切り取ったように。
食べちゃいたいほど可愛いという言葉があるように。
ただ生きていることを確かめるために抱き合うんじゃあ物足りないものかしら。

あら、レコードが終わったみたいね。
さあ、ドイツワインを飲み干してしまいましょうよ。
大丈夫よ。毒は入っていないから・・・

  おまけ: 今でも恋の媚薬は永遠のテーマ。アメリカあたりの研究室で、非公式の実験が行われているとか。

2002.10.11

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創刊:2002.10.15
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更新:2013.06.06
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