ホントのトコロ

不倫のススメ

不倫といわれ騒がれて後ろ指差されてもその後結婚というゴールを踏めば一転して祝福されるこの理不尽。不倫とは一体何なの?悪いことなの?DNAに隠された不倫とセックスの真実を検証します。

幸田みらい

不倫のススメ

不倫のススメPart1
by 幸田みらい
不倫のススメPart2
by 水無 美月
不倫のススメPart3
by 今井美沙子
わたし愛人一年生
by 小森 絆
私は恋愛体質な女
by 柊 彩花
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幸田みらい自己紹介
マガジン発行履歴

48

不倫のススメ最終回

47

決心

46

未来予想不可図
45 新春三十路対談
44 結婚相談所
43 女の友情
42
41 裏バースデー
40 アノ日アノ時
39 表バースデー
38 年下をねらえ!
37 2000円
36 自慰
35 おめでた
34 不機嫌の正体
33 因果関係
32 無口な同志
31 ホントのトコロ
30 一品入魂
29 スガりもの
28 可愛い男
27 持病
26 探しモノ
25 処女的衝撃
24 イケない私
23 別れる理由
22 出会い系デビュー
21 いいひと
20 年賀状

別冊

チチの詫び状
19 みらいのお見合いレポート
18 目撃者
17 香りの記憶
16 不倫未満
15 タイムリミット
14 セックスの証明
13 携帯ロック
12 要らないモノ
11 わからなかった人
10 その後の「逆ナン」
09 あぁ無情
08 不倫用語の基礎知識
07 いつものこと
06 舌の味

05

指輪のシルシ

04

不倫顔

03

ひとつのお願い

02

逆ナン

01

恋のチカラ

00

3年計画」
 
第31回

ホントのトコロ


「キスでもしてみるか?」

と、車中にて、ある既婚男性にこう言われた。

この男性、M氏。36歳。
この人も元カレ、今カレ同様、元同僚。
私が会社を辞めてからというものは、切れそうで切れない、メル友と言ったところか。

以前、元カレがMさんについて言っていた。
「アイツは自信に満ち溢れていて、俺に似ているから嫌いだ」と。
そして、一時、このMさんに男性としての魅力をとても感じていたこともあった自分を否定できなかった。

が、彼の「家族には絶対迷惑かけたくない」と言いながらも、「隙あらば」という男の本音をあからさまに出されてからは、灯りかかったみらいの危険な冒険心も、スーッと消えた。

「今日は俺、独身の日なんだよね・・」
「お前どうせ暇なんだろ?」
「遊んでやってもいいぞ・・」
「・・返信ないけど、俺、どうしたらいいんだよ!」

「は?」

「俺どうしたらいいの?」って、あんたは一体どうしたいの?
「まるで私が誘ってるみたいな言い回しね・・」と返せば、

「立場上、俺から誘うわけにも行かないワケで・・」とこう来た。

「誘わせる」準備はして最終的に「誘う」のは、どうやら「私」にしておきたいらしい。「俺が誘ったワケじゃない、アイツから誘われてさ・・」なんていう土壇場のイイワケまで聞こえてくるようだった。

この類いの誘導尋問メールにも慣れ、腹立たしさも麻痺してきた今、今度は目的を提示したメールが来る。
「打ちっぱなし行くけどどう?」

ほう、目的は「ゴルフの打ちっぱなし」
キライな相手ではない、彼も少なからず、みらいのことはキライではないはず。彼の絶対崩さないその姿勢をちょっと崩してやりたい、みらいの野心が呼び覚まされる。

みらいの年期が入った愛車。
やはり不調は徐々に始まる。
バッテリーを交換したかと思えば、ヘンな音もどこからか鳴り始め、ワイパーの錆もかなり進んできた。

Mさんは何せ、車には詳しかった。
「俺、車は詳しくないんだよね・・」と今カレに言われてからは、真っ先にMさんに相談していたみらい。そして、貧乏みらいは貧乏なりの最小限の処置方を聞き出すのが常だった。

梅雨を前にまず最初に取り掛からなければならないのは「ワイパー」だと思った。Mさんは、会社帰りに立ち寄り、自分の車に積んである道具箱から懐中電灯を取り出し、真っ暗な駐車場でみらいの車のワイパーを真剣に見る。
肌寒い夜だった。

そして、必要部品を買うため、深夜まで開いているショップに二人で出向く。

みらいの自宅から車で15分くらいのショップ。
出発してすぐ、当然知っているであろう、近道を遠ざけたMさん。
「こっちの道は、家族がよく使うから、この道で行く」と、迂回理由を言う。

なるほど。
かなり、慎重だ。
それに、普段はコンタクトのはずが、会社帰りというのに、分厚いビン底メガネをかけてきた理由もわかった気がした。

店の駐車場に着くと
「一番奥にワイパー関係があるから、そこで。誰に会うかわからないからな。」
と時間差でそのコーナーまでいくことを指示された。

22時過ぎ。隣り町の店。誰かに会うわけないだろう・・と、立て続けのMさんの「防止策」を聞かされ、ちょっとうんざりして店内を歩いていると、Mさんと同じ会社の元私の部署の上司を目撃したのでした。

油断大敵。Mさんの予測が今日ここで当たるとは思っても見なかった。
お目当てのコーナーに先に辿り着いていた彼。「な、いるだろ。」と納得させられ、部品の陳列棚の前にしゃがみ込み、周囲の人の声や物音に敏感に反応しながら、みらいに下から指示を送る。「その右のが一番安いやつだよ」

「会計はあっち。じゃ、車に戻ってるから」と部品を渡され、ひとり淋しく取り残されるみらい。彼の徹底ぶりに圧巻だった。

会計を済まし、再び、遠回りしながら、みらいの駐車場に戻り、そして、手早く付け替えてくれた。助かった。工賃の缶コーヒーを渡すと、「ちょっとドライブでもしようぜ」と”久しぶり”もあってか、再び彼の車に乗った。あまりの寒さに車内の暖房を強くしてもらう。

近所の夜景の見える丘で車を停め、「キスでもしてみるか?」と、彼の腕がみらいに伸びた。彼のことはルックスもみらい好みだし、キライじゃないが、キスできる相手にはならなかった。無駄遣いはできない。

冗談事として軽く交わし、彼も「なんだよ。いいじゃんか」とキスの無意味さを彼なりにアピールされ、「もう帰ろうよ」と、ちょっと緊張しながらみらいが切り出す。

数日後の雨の日。
「ワイパーの調子はどう?」とMさんからメールが来た。
多分、彼との「関係」はこのままの調子で続くだろう・・と、「今」は思う。

2003.07.06
幸田みらい

不倫のススメ|幸田みらい


 

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創刊:2002.04.04
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更新:2011.02.16
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