エッチの条件 -遠山千秋-

男の前で身も心も裸になる瞬間、すれ違う思いと言葉。嘘をついたのは身体なのか、心なのか・・。性にまつわる女の子の本音を赤裸々に綴ります。

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51 ヨイノクチ。
50 伝わる想い
49 ぎりぎりのライン
48 静なる性
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46 近くて遠い距離
45 簡単嗜好
44 感度の問題
43 壁を越えた向こう側
42 遠距離の秘訣
41 暗い夜の足音
40 イイ男の条件
39 別れの理由
38 喪失の代償
37 おんなの証
36 透明なキモチ
35 薄皮一枚の先
34 永遠の契り
33 沈黙の絆
32 充足の蓄積
31 生の浄化
30 愛しさの根源
29 損得の果て
28 嫉妬の正体
27 身体の声
26 素晴らしき日々
25 痛みの行方
24 罪への階段
23 愛撫の条件
22 キレイの条件
21 評価の主体
20 内を守るもの
19 快楽の種類
18 性の主役
17 充足の存在
16 神秘の入り口
15 その手の温もりの中に
14 一方通行の先
13 明日への条件
12 浮気の条件
11 「感謝」から「当然」までの距離
10 性から日常へ
09 月に一度は
08 正しい言葉
07 言葉が欲しい。
06 目交わいの条件
05 0.5の寂しさ
04 FIRST LOVEの条件
03 ハダカの条件
02 カラダの条件
01 KISSの条件

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プレリリース

第4回

FIRST LOVEの条件


ショジョって。

女が処女でなければいけない時代があった。
女の処女性に高値がつく時代もあった。

でも、今は違う。
処女は失うモノでも、捨てるモノでも、奪うモノでもない。
それは一つの扉。性という営みへの幕開けでしかない。

英語で抱かれることをMAKE LOVEって言う。
じゃあ、初めて抱かれるならば、FIRST LOVEで良いのでは?って思う。
男の人に愛されることで、女は何を失うというのだろう。

むしろ、増えるばかりなのに。



FIRST LOVEの条件


私が初めて抱かれたのは、6年前。18の時だった。
当時私は「遊び人」だと彼に思われていて、彼は私を抱くときこう言った。
「初めてじゃないのなら、君を抱きたい」

私はドキドキしながらも、精一杯こう答えた。
「初めてだけど、いいよ」

なぜかその場では出血はしなかった。喪失感も涙ぐむ感動もなかった。私はただ、彼と、自分と、二人の時間と、今までとは違うこれからの二人の生活を、受け入れることに夢中だった。

2年後、彼に言われた。
「おまえさ、本当は処女じゃなかったんだろ?だって血も出てなかったしさ」。

私はびっくりしながら言った。
「いや、処女だったよ」

彼は少し考えてから、こう返した。
「・・もういいや。本当の事なんてわかんないし。例えおまえが処女でなくても気にしてないし」

私は、悲しくなった。今まで彼と歩んできた道に、雲がさしていくのを感じた。

「不信感」という名の冷たい灰色に覆われていく自分の記憶を、私は眺めてるしかなかった。
その灰色は、現在も、少し先の未来までも染めていた。

結局、常に横たわり続ける不信感に疲れて、彼とは別れてしまった。
そして「初めての人に疑われた」っていう事実は、私に今でも、ほんの少し影を残す。


初めて抱かれた時に痛くて、セックスが嫌いになった子もいっぱい知ってる。
初めて抱かれた人との傷が今でも痛むことだってある。
そんな「イタイ」情報ばかり受け取って、怖くなって未だに抱かれることを拒否する子もいる。

だから、処女は捨てるモノじゃないし、奪うモノでもないし、早ければいいわけじゃないし、遅ければいいわけでもない。

それは、ただの扉。一人では開けれない扉。

一緒に開けてくれた人との、道が明るいほど、ずっと愉しめる。開けた瞬間が気持ちいいほど、次へ進んでいける。

扉を開けたら、ただ増えていく、悦びと痛み。
傷は少ないほど良いし、悦びは多いほどイイ。

ただそれだけのこと。
とても大切なこと。


2002.07.05
 

遠山千秋

エッチの条件

 

 

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創刊:2002.06.14
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更新:2016.12.02
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