エッチの条件 -遠山千秋-

男の前で身も心も裸になる瞬間、すれ違う思いと言葉。嘘をついたのは身体なのか、心なのか・・。性にまつわる女の子の本音を赤裸々に綴ります。

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40 イイ男の条件
39 別れの理由
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36 透明なキモチ
35 薄皮一枚の先
34 永遠の契り
33 沈黙の絆
32 充足の蓄積
31 生の浄化
30 愛しさの根源
29 損得の果て
28 嫉妬の正体
27 身体の声
26 素晴らしき日々
25 痛みの行方
24 罪への階段
23 愛撫の条件
22 キレイの条件
21 評価の主体
20 内を守るもの
19 快楽の種類
18 性の主役
17 充足の存在
16 神秘の入り口
15 その手の温もりの中に
14 一方通行の先
13 明日への条件
12 浮気の条件
11 「感謝」から「当然」までの距離
10 性から日常へ
09 月に一度は
08 正しい言葉
07 言葉が欲しい。
06 目交わいの条件
05 0.5の寂しさ
04 FIRST LOVEの条件
03 ハダカの条件
02 カラダの条件
01 KISSの条件

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プレリリース

第12回

浮気の条件


朝帰りの意味


お昼過ぎ、携帯メールの着信音。
高校時代の悪友から、一言。

「朝帰りしちゃった」

私は苦笑する。
「彼氏がいる彼女の朝帰り」が意味するところに。

すぐにかかってくる電話。
思ったよりも弾んだ声に、漠然と思う。
女なんだなあって。

少し前に会ったとき、彼女はこんなことを言っていた。
「浮気がしたいんじゃない。でも、ドキドキしたいの」

その人の前で背伸びして、その人について行きたくて一生懸命その人の話を聞いて、オシャレして、ただ認めて欲しくて

セックスはいらない。後々めんどくさいから
自分が「男」だと認めた人に、ただ「女」として認めて欲しいだけ

でも、男の人はそうはいかないらしい。
男の人の中で、相手を「女」として認めることは、
限りなく身体を求めることに近くなることもあるから。

「だから、・・・まあ、求められたらどうなるかわかんないけどね」
そう締めくくった彼女の笑顔は綺麗だった。

その気持ちはとても良くわかるから、彼女を責める気なんて全然ない。
ただ、そんな彼女の心を全く知らない、遠い遠い「彼女の彼氏」をほんの少し気の毒に思うだけ。

彼はこのことを、彼女の全てを知ったら、何と言うのだろう。
それとも、永遠に知ることがないのだろうか。

「ヤケドすんなよー」って返して、電話を切る。
私は、私と私の相手に思いを馳せる。



浮気の条件


彼女と私には、なんの違いもない。
女として認められたくて、オシャレもするし、女として求められることに、悦びだって感じる。

「浮気の条件」を考える。

身体を許せば、浮気なのだろうか。
心がその人に向けば、浮気なのだろうか。
誰かと「付き合って」なければ、浮気じゃないのか。
風俗は浮気のうちに入らないのか。

誰かを傷つけても、その行為は許されるのか。
相手に知られなければいいのか。
相手が合意していれば許されるのか。

心は、身体は、
いつから、たった一人の人に捧げるものになったのか。

答えなんて、ない。
でも、「付き合ってる二人の問題」なんて言わない。

性は、決して個人間だけの問題じゃない。
でも、個人に委ねられている現状がある。
だから、これは私一人で考えても答えは出ない。
それでいて、誰もが考えなくちゃいけない。

私は、私自身を思う。
私の相手と、
もしかしたらこの先生まれてくるかもしれない子供たちを思う。


誰もが、自分や誰かを深く思いやり、
そしてその先を見据えて、動かなければいけない時代だ。

「どちらがいいか」という議論や、「何かを選ぶ」という次元を超えて
考え、動いていく必要があるんじゃないかって

そんなことしかわからないのが、少し心許なくて。


2002.09.03
 

遠山千秋

エッチの条件

 

 

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創刊:2002.06.14
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更新:2016.12.02
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