エッチの条件 -遠山千秋-

男の前で身も心も裸になる瞬間、すれ違う思いと言葉。嘘をついたのは身体なのか、心なのか・・。性にまつわる女の子の本音を赤裸々に綴ります。

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40 イイ男の条件
39 別れの理由
38 喪失の代償
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36 透明なキモチ
35 薄皮一枚の先
34 永遠の契り
33 沈黙の絆
32 充足の蓄積
31 生の浄化
30 愛しさの根源
29 損得の果て
28 嫉妬の正体
27 身体の声
26 素晴らしき日々
25 痛みの行方
24 罪への階段
23 愛撫の条件
22 キレイの条件
21 評価の主体
20 内を守るもの
19 快楽の種類
18 性の主役
17 充足の存在
16 神秘の入り口
15 その手の温もりの中に
14 一方通行の先
13 明日への条件
12 浮気の条件
11 「感謝」から「当然」までの距離
10 性から日常へ
09 月に一度は
08 正しい言葉
07 言葉が欲しい。
06 目交わいの条件
05 0.5の寂しさ
04 FIRST LOVEの条件
03 ハダカの条件
02 カラダの条件
01 KISSの条件

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プレリリース

第14回

一方通行の先


・・・・痴漢?


先日、夜で賑わった街を、同居人と歩いていました。
そこで、横を向いていた私に、ぶつかる人の手、
お腹から、胸元へ。

強烈な違和感。
手のひらの妙な力強さが、嫌悪感を引き出す。

立ち止まって、振り返る。
二人組の男性が大声で笑い合って去っていく。

「どうしたの?」という同居人の声で、現実に引き戻される。
一層強くなる嫌悪感と、言いしれない・・怒り。

「ナニ、それ?」ってそれしか言えなくなって
悲しくて、悔しくて、腹立たしくて、気持ち悪くて
同居人に泣きついた。

「仕方ないだろ」って言われる。
その通りだと、思う。

でも、その日の印象は、その出来事で塗りつぶされてしまった。
思い出しても、イイ気はしない。むしろ、寒気がする。
怖いって思う。


一方通行の先


どうしてあんなに腹が立ったんだろうって思う。
同居人にふれられるのと、何が違うんだろうって考える。

警戒心?
私の心が、その手を受け入れる準備ができてなかったから?
それも、ある。

でも、何より、一方通行だったからじゃないかって思う。

「気持ちよくさせよう」「触れたらどんな反応するかな」
そんな心すら持たずに、私の反応もおかまいなしに、
「触ってやれ」って、そんな一方通行な期待しか感じなかった。

それは、まるで不二家のぺこちゃん人形触るみたいに
それでいて、「エッチで悪いことしてる」ってゲーム感覚で。

私はその人の手の前では、「モノ」でしかなかった。
その瞬間の彼の「戯れ」「好奇心」「自己満足」を満たすだけの「モノ」。

人間ですら無かった。きっと、女ですら。
それが、悲しい。それが、悔しい。

一方通行な行為の先は、行き止まりだ。
何も生まない暗闇が広がるだけ。
だから、怖い。

振り返って日常、
私はそんな一方通行の期待ばかりで動いてやしないだろうか?

暗闇が蔓延した世界に住みたくないって思う。
そんな世界を創る一人になりたくないって切実に思った。


2002.10.09
 

遠山千秋

エッチの条件

 

 

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創刊:2002.06.14
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更新:2016.12.02
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