エッチの条件 -遠山千秋-

男の前で身も心も裸になる瞬間、すれ違う思いと言葉。嘘をついたのは身体なのか、心なのか・・。性にまつわる女の子の本音を赤裸々に綴ります。

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51 ヨイノクチ。
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45 簡単嗜好
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43 壁を越えた向こう側
42 遠距離の秘訣
41 暗い夜の足音
40 イイ男の条件
39 別れの理由
38 喪失の代償
37 おんなの証
36 透明なキモチ
35 薄皮一枚の先
34 永遠の契り
33 沈黙の絆
32 充足の蓄積
31 生の浄化
30 愛しさの根源
29 損得の果て
28 嫉妬の正体
27 身体の声
26 素晴らしき日々
25 痛みの行方
24 罪への階段
23 愛撫の条件
22 キレイの条件
21 評価の主体
20 内を守るもの
19 快楽の種類
18 性の主役
17 充足の存在
16 神秘の入り口
15 その手の温もりの中に
14 一方通行の先
13 明日への条件
12 浮気の条件
11 「感謝」から「当然」までの距離
10 性から日常へ
09 月に一度は
08 正しい言葉
07 言葉が欲しい。
06 目交わいの条件
05 0.5の寂しさ
04 FIRST LOVEの条件
03 ハダカの条件
02 カラダの条件
01 KISSの条件

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プレリリース

第36回

透明なキモチ


平行線の向こう側


「私は、優しくない。自分勝手な人間なんだ」
そう言って、悲しげに微笑む人がいる。
「自分が大事で、何が悪い?」
そう言いながら、自分を責め続ける。

そんな人に限って、頼みを断れなかったり、仕事を引き受けてしまう。
そうして、断れない自分も、それを苦痛に思う自分も責める。
そして、言葉に縋り付く。
「自分のために生きることが大事なんだ」


「全部、あなたのためじゃない」
そう言って、眉をひそめる人がいる。
「何だってやってあげてるじゃない」
そう言いながら、相手を責める。

そんな人に限って、頼んでいないことまでやって、評価を要求する。
そうして、望みのモノが得られないことを、相手のせいにする。
そして、こんな言葉を呟く。
「私はいつだって、自分を犠牲にしている」


自分の心の深淵を覗き込んで、動けなくなってる人が増えてて。
自分の汚さや、小ささが、身体の奥深く染みこんで
そこから吹き出す黒いモノがその人の世界を支配していく。

そんな人には、自分が遠く感じるらしい。
相手は、もっと遠くに感じるらしい。

何をするにも、理由が欲しくて。
自分のためとか相手のためとか、わからなくなって
やっぱり、言葉に縋り付く。


それは、どこにでも転がっている思い。

自分と相手は、どこまでいっても平行線。
相手を立てれば、自分が立たない?

犠牲とか、我慢とか、妥協とか
必要ないのに、作ろうとする。

そんなものがない世界を
夢や理想と言って否定する。

そして、「相手」のためでも「自分」のためでも
どちらのためでも、本人はどこか幸せそうじゃなくて。


透明なキモチ


「自分」も「相手」もない世界があって。
正確に言うと、境界線のない世界。

どこまでが自分で、どこまでが相手かなんて
どうでもよくなる世界があって。

全部あなたで、全部自分。
どっちも「自分」を超えて気持ちよくなれるって
そんな世界がこんなに身近にあって。

そこは、透明な世界。
蒼に近い、澄み切った世界だ。

相手を肯定的に思う気持ちが溢れて混じり合う
艶やかで、どこまでもどこまでも自分が広がる

セックスってそういうもの。
関係を持つって、そういうこと。

自分とか、相手とか、考えない。
どちらも気持ちよくするのが本当で、
そういう関係が、繋がってるってこと。

逆に、「自分のため」とか「相手のため」って考えたとたん
セックスは気持ちよくなくなる。
繋がれなくなる。


どんな時でも、どんな相手でも
透明なキモチでいたいと思う。

相手が上司でも部下でも、親でも子でも
恋人でも友人でも
全ての関係の根底に、きっとそれがある。

2003.06.18
 

遠山千秋

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更新:2016.12.02
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