エッチの条件 -遠山千秋-

男の前で身も心も裸になる瞬間、すれ違う思いと言葉。嘘をついたのは身体なのか、心なのか・・。性にまつわる女の子の本音を赤裸々に綴ります。

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23 愛撫の条件
22 キレイの条件
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16 神秘の入り口
15 その手の温もりの中に
14 一方通行の先
13 明日への条件
12 浮気の条件
11 「感謝」から「当然」までの距離
10 性から日常へ
09 月に一度は
08 正しい言葉
07 言葉が欲しい。
06 目交わいの条件
05 0.5の寂しさ
04 FIRST LOVEの条件
03 ハダカの条件
02 カラダの条件
01 KISSの条件

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プレリリース

第38回

喪失の代償トル


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ご無沙汰しておりました、遠山千秋です。
大変ご心配をおかけしましたが、無事帰ってまいりました。
まだ本調子ではないので、発行は隔週にさせていただきます。
お見舞いのメールをくださった皆様、
そして待っていてくださった皆様、本当にありがとうございます。
特にメールには勇気づけられました。

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喪失の代償

若さ 
時間 
愛しい人 
モノ 
健康

失って気づく、その大切さ。
失うまで気づかない、その有り難さ。

そして、それらが「ある」ことを当然のように思っていた
自分の浅はかさ。

いつだって、後悔ばかりで
いつの間にか零れてしまった砂を惜しむように
空になった手のひらを見つめてる。

もう戻らないことを知りながら。
もう戻らないと知るからこそ、動けないまま。

人は、どうして失うばかりで気づかないのか。
いつだって、同じことを繰り返すのか。

そう、思っていました。
今までは


失って気づくモノ


足が一本使えないのは、とても不自由なものでした。
頑丈な二本の杖は、普通の一本の足ほど自由がききません。

たった1か月動かなかっただけで、筋肉はあっという間に衰え、
関節は、伸びもしなければ曲がりもしなくなります。

人間の身体って正直なんだなって、すごく思います。

二本足で歩くこと、立つこと、しゃがむこと、
これってすごいことなんだなって驚いています。

そして、その「当然」の積み重ねで流れていく日常が、
この社会が、改めて「ものすごいこと」なんだと感じました。


「当然」だったものが、「当然」じゃなくなる瞬間、
「日常」だったものが、「異質」なものになる瞬間、
それは、とても、とても、怖いことです。

そんなことを毎日考えていたら、きっとおかしくなってしまう。

私たちは、「失うまで気づかない」んじゃなくて、
本当は、「気付かないふり」をしているだけなんじゃないかな。
意識的か無意識かはわからないけれど。

だから、時に「全てがいつかは失われてしまう」という事実
そのものにすら、蓋をしてしまうんだ。

彼氏や奥さん、両親や子供
自分の生きている時間、体力
それらは「命」ある限り、終わりが来る。

こうしている間にも、一分、一秒、時間は過ぎ去っていく
それは、紛れもない事実で。

失って気づいたこと。

失って気づいたことは、失ってばかりだということ

失われないものはないということ

だから、一瞬、一瞬、輝いているのだということ。


きっと、喪失というのは日常の一部。

いつも何かを失って生きているから、
「何かを生み出す」という行為が意味をなす。

喪失の連続だから、「在る」ことの有り難さを知る。

この年になって、やっと
感謝して生きることの意味が少しわかった気がしました。


2003.10.28
 

遠山千秋

エッチの条件

 

 

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更新:2016.12.02
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