エッチの条件 -遠山千秋-

男の前で身も心も裸になる瞬間、すれ違う思いと言葉。嘘をついたのは身体なのか、心なのか・・。性にまつわる女の子の本音を赤裸々に綴ります。

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33 沈黙の絆
32 充足の蓄積
31 生の浄化
30 愛しさの根源
29 損得の果て
28 嫉妬の正体
27 身体の声
26 素晴らしき日々
25 痛みの行方
24 罪への階段
23 愛撫の条件
22 キレイの条件
21 評価の主体
20 内を守るもの
19 快楽の種類
18 性の主役
17 充足の存在
16 神秘の入り口
15 その手の温もりの中に
14 一方通行の先
13 明日への条件
12 浮気の条件
11 「感謝」から「当然」までの距離
10 性から日常へ
09 月に一度は
08 正しい言葉
07 言葉が欲しい。
06 目交わいの条件
05 0.5の寂しさ
04 FIRST LOVEの条件
03 ハダカの条件
02 カラダの条件
01 KISSの条件

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プレリリース

第48回

静なる性


尖った、身体を貫くような快感が駆け巡る
燃え上がるような熱さと、我を忘れるような疼き

セックスにはそんなイメージがあった。
でも、実際そうかと言われると、少し違うらしい。

尊敬する先輩はこんなことを言っていた。
「とても静かなイキ方もある」と。

まるで周囲に溶け込むような、穏やかで静かな世界。
「絶頂」という言葉では言い表せない感覚が広がる。
また、こんなことを言う人もいた。
「身体が邪魔に思う瞬間がある」と。
相手に融合していくような、自分という意識がなくなるような
そんな感覚で満たされて、そしてそれが気持ちよくて、
最後の垣根である「身体」が邪魔に思えてくるという。

私はまだその域には到達していないのだけれど
なんだかよく判る気がするんだ。

快感は、ときに激しく私の身体を支配して
何も考えられないほど昇りつめるときもある。

だけど、そんな肉体次元を超えた「快感」が確かにある。

温かくて優しい、穏やかで静かな時間が流れるセックス。

そんな時間を持てた翌日は、実に穏やかな気持でいられる。
思い出しただけで満ち足りた気持になれる。

そこにあるのは、「快感」というより「充足」。
そして後者の方が、セックスの本質のような気さえするんだ。


□□□


一時期、ポリネシアンセックスというのがはやった。
それなんかわりとわかりやすい静的な性の一例かもしれない。
詳細は省くけど、挿入後もほとんど動かないとか。

また友人がこんなことを言っていた。
彼はネイティブアメリカンの文献でこんな一節を見たらしい。
「白人たちは本当の快楽を知らないからあんなにも獣のように腰を振るのだ」

中国や他の国にも近い風習が残っているらしい。

彼らは動くことによる肉体的刺激ではなく、体を密着させ
呼吸をそろえ、「気」を交流させることで「イク」ことができる。

肉と肉のぶつかりあいを超えた、心と心の交わりによる快感。

それってある意味とても人間的な性じゃないだろうか。

ポリネシアンセックスが脚光を浴びるというのは、
今そんな性の在り方への欠乏が高まっているのかもしれない。

「文明」が確実に進化していると信じていた日はもう遠い昔。
失ってはいけないものを失いつつあることに、
誰もが気付いている。

性の在り方もきっとその一つ。

過去を懐かしむのではなく、今を嘆くのではなく、今やるべきこと。

それは、心と身体に素直になりさえすれば見えてくる気がします。

2004.09.15
 

遠山千秋

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更新:2016.12.02
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