モーニング・コール

人妻からくり物語
Part3

主婦の日常は平凡のようではあるけれど、山あり谷あり非凡な結婚生活。妻として母としての自分と、一人の女としての自分に挟まれながらも人生は大いに楽しみたい。普通の主婦が語るあなたの知らない「からくり物語」

山口ひとみ

人妻からくり物語

人妻からくり物語Part1
by らら美里
人妻からくり物語Part2
by みさき美桜
人妻からくり物語Part3
by 山口ひとみ
多重債務からの脱出Part2
by 山口ひとみ

山口ひとみ自己紹介

32 元カノ
31 高校受験とその後(後編)
30 高校受験とその後(前編)
29 単独外泊−彼−
28 単独外泊−友達−
27 輝ける場所
26 「縁」がもたらすもの
25 5周年−危機−その2
24 5周年−危機−その1
23 出戻りこぶ付き娘
22 5周年−逢瀬−その2
21 5周年−逢瀬−その1
20 5周年−恩−
19 夫婦性活2/2
18 夫婦性活1/2
17 浮気発覚2/2
16 浮気発覚1/2
15 理想の関係
14 素敵な関係
13 初めてのメル友2/2
12 初めてのメル友1/2

11

今年のV.D.計画?!

10

出会いと運命

9

12年ぶりの再会

8

縁 再び

7

想い出のクリスマス

6

なれそめ

5

引っ越しの理由

4

深夜の電話

3

夫婦の会話

2

モーニング・コール

1

ごあいさつ

 
第2回

モーニング・コール

お日さまが、そろそろ顔をだそうかな、としている頃、しんと静まりかえった部屋にコール音が鳴り響く。私は待ち構えていたように受話器に手を伸ばす。彼からの「モーニング・コール」たわいないおしゃべり。彼と共有する早朝のひととき。

初めてのメル友の事を引きずっていた私はPCから遠ざかっていた。そして1年位経ったある日、なんとなくメールに目を通してみた。出会い系サイトの仮登録のお願いに、誘われるまま登録していた。「どなたか心の隙を埋めて下さい」その時の心剥き出しのメッセージを書いて。

彼は何人かの内の一人だった。元気づけたいとメールを送ってくれたそうだ。「良かったら僕のHPに遊びに来て下さい」宣伝も兼ねていたようだけど。早速HPを開いてみると、そこにはおとぎの国のような世界が広がっていた。可愛いキャラ達が鮮やかな色彩で描かれている。

「うさぎが笑ってた 元気だして、って言ってる気がした
 お魚が跳び跳ねてた 私達は自由よ、って言ってる気がした
 なんでかな、涙が出る 感動したんだな、きっと」

彼のHPにあるメールボックスからポエムで感想を送った。彼にとって印象深かったのだろう。彼からはイラスト付きのメールが届き、私はポエムを書いて返信する日々が始まった。

彼とは住んでる場所に距離があったけれど、2人の子供の学年が同じ事、お互いの育った家庭環境にひずみがあった事などを知ってどんどん心の距離は縮まっていった。当時は彼の人間性に惹かれて、崇拝している感があった。時を経て今、敬語からため口になってしまっているけれど。

最初は疑似恋愛のようなものだっただろう。そのうち直接会って話をしたくなり、肌に触れたくなってくる。常に彼の事で頭がいっぱいになる。彼と過ごす甘い妄想を抱きながらもなかなか会うことは出来ない私達。

でも、長く言葉のやりとりをしていると、ちょっとした事ですれ違いも起こってくる。もう駄目かも、と思ったことも何回かあった。ただ崇めていた彼と正面から向き合うようになってきていると思う。会いたいばかりの気持ちが募っていた時期が過ぎ去り、心が繋がっていればいいと思えるようになった今、彼とはほどよい距離を保っていきたいと思っている。炎は小さくても温度は下げることなく…。それでも、身体は日々変化してきている。もの思いにふける秋。女として扱われたい気持ちもうずいている。

「大好きだからね。」電話を締めくくる彼の言葉。その言葉があるだけで、1
日幸せな気分で過ごすことが出来る。
「大好きだよ。」私もお返しをして受話器を置く。

起きあがって背伸びをする。私の1日が始まる。

2005.10.09

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山口ひとみ


人妻からくり物語3|山口ひとみ


 

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創刊:2005.09.24
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更新:2013.06.06
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