亡き父の事

人妻からくり物語

若者が結婚離れをしているという。結婚は女性に不利な事が多いともいわれる。確かにそういう事も多いけどまだまだ結婚も捨てたものじゃないヨ!専業主婦って暇そうだ!何をして何を考えてるんだ!お教えしましょう!

らら美里

人妻からくり物語

人妻からくり物語Part1
by らら美里
人妻からくり物語Part2
by みさき美桜
人妻からくり物語Part3
by 山口ひとみ

らら美里自己紹介

25 井戸端会議
24 双子主婦
23 バレンタイン
22 男の弱音
21 女の嫉妬心
20 お付き合いにはお金がかかる。
19 付き合いの良い男
18 携帯電話考
17 マンネリ
16 夫婦愛?!
15 家庭での性教育
14 失恋経験
13 銀座でのアルバイト2
12 銀座でのアルバイト1
11 離婚について思う事
10 ドジな話
9 ラブホテル
8 主婦友達関係
7 ソープ疑惑
6 亡き父の事
5 置き去りの恋心
4 プチ悩み
3 春の夜道(お風呂屋さんを思う)
2 (男子)母の悩み
1 ソルトレークの不純な楽しみかた。
0 スポーツ新聞
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[06]亡き父の事


たくさんのメールありがとうございます。皆さんの感想を聞かせていただく事はとても嬉しいです。

もうすぐ父の3回忌である。父の葬式の日はとても良い天気で私は火葬場に向かうタクシーの中で「今日は晴れて良かったね。お父さん」と心の中で何度もつぶやいた。私の父は82才で亡くなった。糖尿病を5年間くらい患っていたが、最後は心筋梗塞や色々な事が原因で亡くなった。血を吐いて吐いて救急車で運ばれて入院してから1ヶ月ほどで、帰らぬ人となってしまった。

父が50才くらいの時に私は産まれた。小さい頃は父の年齢が友達に知られるのをとても恐れた。小学校って「保健証を持ってきて下さい。」と言われる事がたまにある。それが私は大嫌いだった。父が大正生まれだと言う事を友達に知られたらどうしよう!とその事で頭がいっぱいになった。子供って大人から見たらどうって事のない事でも頭をいっぱいにさせて悩むものなのである。だから保健証を提出する時はものすご〜いスピードで何枚か重なった間に滑り込ませるように、提出したものだ。今思えばその様に慌てて提出している私の行動はかえって目立ったかも。「何してるんだろう?」と皆、不思議に思ったに違いない。

父はとても無口だった。人の話をただ、にこにこしてだまって聞いている感じだった。だから幼い私は父に、物足りなさをよく感じたものだ。父と外出する事は全くなかった。自営業を営んでいるから、家を留守にする事はできないという父の考えだ。だから父との旅行は勿論、買い物にすら行った事がなかった。でも、その事に対してさほど不満はなかった。他の家はお父さんと一緒でいいなと感じた事もなかった。だって、父と外出するなんて想像できないくらい父は家にいるものと思っていた。

父は仕事とテレビを見る事以外はほとんど趣味もなかった。しかし、若い頃はかなりギャンブルや遊びをやっていたようだ。それを聞いても全然想像ができなかった。いわば私は父の第2の人生しか見る事が出来なかったから。父は私の知っているより、もっと奥深い人だったのかもしれない。でも娘の私が父のほんの1面しか見る事が出来なかったのが少し残念だ。

ほとんど会話のなかった父だが私は父を好きだったと思う。父は配達を自転車で行っていた。昔の業務用のでかい自転車である。その為か歩道ではなく、大きな車道を走っていたようだ。幼い私はその配達が大嫌いだった。父が帰ってくるまで、きがきではなかった。事故にあったらどうししょう!早く帰って来て!私は小さい胸が張裂けんばかりに考える。父が帰って来るとほっとする。しかし、激しい感情表現が苦手な私はそっけなく「おかえり」と言うだけである。心の中は「良かった。良かった。」という気持ちで一杯であるが。

今だから思えるが、晩年になって子供とくらした静かな人生は父にとって結構幸せだったのではないかと。私が若い頃などは「父は何が楽しいのだろう」とよく考えたものだが。。。でも自分が子供をもった今、平凡な日常は父にとって結構楽しかったのかなって。思う。そしてやっぱり私は父が好きだなーって。だから「お父さん好き」って生きている時、言いたかった。

2002.05.09
 
らら美里


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更新:2011.02.16
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