離婚から南半球 -水島 心-

先に離婚を口にしたのは私の方。でもそれは本当に別れたかったわけじゃなくて、相手にされたい気にかけて欲しいという気持ちからだった。2年目の結婚記念日の離婚話から南半球への海外逃亡に至るまでの激動の物語。

離婚から南半球|オーストラリア

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更新日:2008/11/19

 

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第4回

友達


あの頃毎日繰り返した言葉。「何で私がこんな目にあわなければならないの?」

付き合っていた期間と結婚後を合わせると、約5年の付き合い。合わないと気付くなら、もっと早く気付くべきだ。もう取り返しがつかない。絶対に別れない、という気持ちと、もうだめかもしれない、という気持ちが、波の様に寄せては引いて、そして、ほんの少しずつ諦めの方向に移動していた。辛いときいつも励ましてくれた人はもういない。それどころか、この苦しみの原因が彼なんだ。

最初に打ち明けたのは、それほど親しくなかった会社の同僚だった。一人で抱え込むのは辛かったが、まだ望みを捨てていない私は、家族や親しい友人に話すのをためらったのだと思う。彼女とは、仕事の絡みはあったけれど、フロアも違うし、個人的な付き合いはなかったのに、こんな重大な悩みをもちかけてしまったのは、かなり参っていたからだと思う。

それも、仕事のメールで挨拶代わりに「昨日駐禁でつかまって最悪でした。」との返事に、「離婚話が持ち上がっている私の方が最悪よ。」と返信していた。そんなこと打ち明けられても困るよね、と思っていたら、彼女も似たような境遇だった。仲間を発見した。共感できる人の存在は、多少なりとも苦しみを和らげてくれた。

彼女は、ご主人が浮気をしていたと言った。相手が水商売なのは救いのような気もするけれど、飲み代にかなりつぎ込んでいるらしい。彼女のご主人は、やり直したいと言っているけど、私は、三行半を突きつけられている方側。状況はちょっと違うけど、どっちがましとも言えないと思う。ともかく彼女と私は、急激に親しくなり、お互い親身になって相談し合えるようになった。そして、私の鬱状態は少しだけ回復してきた。

その頃には状況を話していた飲み友達は、気晴らしをしたらいいよ、と言って私を合コンに誘った。もちろん既婚者ということは内緒で。以前ははいつも一緒に遊びまわっていた飲み友達は、今も変わらず、というかさらにパワーアップして遊びまわっていて、せっせと私を連れ出してくれた。

彼女のセッティングした合コンは、イケメン揃いだった。私みたいなのが混じっていないとすれば、独身で素敵な男性はまだ沢山残っているということだ。「毎回こんなにイケてるわけじゃないのよ」と言っていたが、その後も、医者、デザイナーと、どこで知り合ったの?というような人達が現れた。

その友達が、未だに独身で彼氏もいないのは疑問だが、合コンは趣味のようなもので、真剣に別に出会いを求めているわけではないという。要はいいお酒が飲めたらOKらしい。彼女の言葉を借りると「自由と孤独の背中合わせ」の生活、それもありなのかな。

2004.11.10

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