離婚から南半球 -水島 心-

先に離婚を口にしたのは私の方。でもそれは本当に別れたかったわけじゃなくて、相手にされたい気にかけて欲しいという気持ちからだった。2年目の結婚記念日の離婚話から南半球への海外逃亡に至るまでの激動の物語。

離婚から南半球|オーストラリア

マガジン発行履歴
水島 心自己紹介
ライター募集

水島 心の新着 エッセイ

08

2年後(最終回)

07

選択肢

06

言葉のトゲ

05

占い

04

友達

03

堂々巡り

02

ハッピーアニバーサリー

01

結婚記念日

 

更新日:2008/11/19

 

訪問者数:

 

創刊:2004/10/05

  デジタルたまごやトップ

第5回

占い


普段はあまり気にしていないのに、困った時につい頼りたくなる。久しぶりに占いに行ってみた。生年月日と名前でトランプを使って占うというもので、見たところちょっと子供騙しな感じだったが、よく当たるとの評判らしい。

「ご主人は、すばらしい金運の持ち主ですね。そして、あなたのことをとても可愛がってくれましたね。相性はとてもいいです。」

あ、当たるのかも。

「このまま、結婚生活を続けるのは可能ですが、以前のように親密な関係は望めません。今後は少し距離を置いた関係になるでしょう。」

そっかぁ。

「もしご主人と別れたら、あなた自身の仕事運・金運はアップしますよ。1年以内に新たな出会いもあります。」

ほう、本当かな。

「どちらにしても、子供はできます。あなたのラッキーカラーは、キャメルとゴールドですよ。」

すっかり洗脳された。これどうなの?別れたくないと思っていたけれど、これから何十年も今の関係なんて耐えられない。別れたがっている人に無理についていっても悲しい。

占いというのは、決断がつかないときの後押しに有効だと思う。自分のいいと思うように解釈することもできるから。もう、諦めようかな。一人になってどうするか、考え始めた。貯金は全て私が持っていってもいいと言われた。そんなにまでして別れたいのかと思うとまた悲しくなった。でも、結構まとまった金額があるはず。思い切って生活を変えよう。

ひとりになって今のままの生活を続けたら、もっと悲しくなりそうだから。でも、何をするか。今まで好きなことばかりして暮らし、何も積み重ねていなかったことを後悔した。何の特技も資格もキャリアもない私に何ができるだろうか。どんなに友達に相談しても、慰められても、決断するのは自分自身だ。何かお店を始めようか。自分の店を切り盛りして強く生きていくっていうのもいいかも。

でも、そんなことできるのかな。失敗したら取り返しがつかない。この先のことを考えると、どうしようもなく心細くなって、また泣いた。そして、ずっとためらっていたが親にも話した。私の両親は、夫のことを気に入っていた。姉より私の方が幸せな結婚をしたと思っていたから、私達の間で離婚話しが持ち上がっているなんて信じられないという様子だった。両親を悲しませるのは辛いかった。でも、話を聞いて欲しかった。誰か私のことを本当に思ってくれる人がいることを確認したかった。以前の夫みたいに私を思ってくれる人。どうしようもなくなったときは、やっぱり身内だと思う。

2004.11.25

スポンサード リンク

離婚から南半球


 

気になるサイト

-フランス-

ブルゴーニュ通信局

-アセアン-

誰でもなれる国際人


お店で買うにはちと恥ずかしい

四柱推命による人生相談

小口輸入支援・販路ドットビズ


週刊マナー美人

常識ぽてち

女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

知って得する労働法