離婚から南半球 -水島 心-

先に離婚を口にしたのは私の方。でもそれは本当に別れたかったわけじゃなくて、相手にされたい気にかけて欲しいという気持ちからだった。2年目の結婚記念日の離婚話から南半球への海外逃亡に至るまでの激動の物語。

離婚から南半球|オーストラリア

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更新日:2008/11/19

 

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第7回

選択肢


憂鬱な毎日から、一日も早く抜け出したかった。
これからどうしようか。思いつく限りの選択肢を挙げてみた。
・ 絶対に別れない

愛されていない人と暮らしていける?
・ 一人で部屋を借りて、今の仕事を続ける。

悲しいバツイチ路線なかんじ?
・ 実家に帰る

心苦しすぎる。
・ 自分で新しい仕事を始める。

自信がない。
・ 誰も知らないどこかへ、海外逃亡!

これが一番私らしいな。もういい、逃げてしまおう。リセットしてしまおう。誰にも迷惑かけないし、きっと大丈夫。やり直せる。
もちろん、一人は不安だし、真剣に考えるほど心細くなった。
でも、それ以外思いつかなかったし、とにかくどっちへ行くのか、方向を決めてしまいたかった。もう、この泥沼に立ち止まっていたくない。

思えば、海外移住という選択肢は、いつも私の中で燻っていた。
実際それに向けて行動していたわけではなく、憧れていただけのようなもので、半分諦めてもいたけれど、実際行動できないのは夫のせいだと、どこかで思っていた。

私の行動の芽を摘んでいるのはあなたなんだから、あなたと居るために諦めているんだから、その代わりにもっともっと幸せにしてくれるのが義務なのよ。そんな自分勝手な考えがあったのだと、今は思う。
今の生活全ては自分の選択だという、当たり前のことすら忘れていた。
それほどに、誰よりも頼りにして、信用して、そして甘え過ぎていた。
愛されるのが当たり前で、何もしなくてもいつまでも続くと感じていた毎日。思いやりの気持ちを忘れて傲慢になってしまえば、愛はなくなる。

最終的に、オーストラリアに行こうと思う、と告げたときの夫の言葉。
「俺が言うことじゃないかもしれないけど、すごくお前らしいと思うよ。きっとうまくいくよ。」
安心したというような、納得したというような、そんな感じ。

これでいいんだと思った。
本当はそうしたかったのだから、いいきっかけになったといえばその通りかもしれないけれど、こんなに不安な気持ちで、一人きりで旅立つことになるとは、思ってもみない展開だった。

私はこれから歩いて行く方向を自分で決めたことを改めて自覚して、そして、歩き始めた。

2004.12.24

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