主婦のメルトモ事情 -月野ルナ-

「メル友」ができて、いろんな意味で人生が変わったなんて事があると思う。みんな内緒にしているけれど、大きい声ではいえないけれど、実際は結構激しいかも。そんな大人のメル友物語をお届けします。

主婦のメルトモ事情

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part1
by 月野ルナ

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part2
by 佐原天希

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part3
by 桜木愛依

月野ルナ

発行部数

あなたもライターになれる

39 最終回
38 お子チャマ
37 淡い思い出
36 こだわりの着メロ
35 年上の女
34 ダンナ探し
33 お礼H
32 若い男
31 初投稿
30 体の相性
29 惚れた方が負け
28 彼のメル友
27 ヨイショ
26 プチ浮気(その2)
25 プチ浮気(その1)
24 元カレ・元カノ
23 据膳食わねば・・・
22 着メロ
21 無口
20 Wメル友旅行
19 癒し
18 キッカケ
17 初めての書き込み
16 恐怖の写メール
15 K子その後
14 ヤリ友(その2)
13 ヤリ友(その1)
12 言葉の怖さ
11
10 ストーカーくんその3
09 ストーカーくんその2
08 ストーカーくんその1
07 猪突猛進
06 キャッチボール
05 年の差メル友
04 完全燃焼
03 Y子のケース(2)
02 Y子のケース(1)
01 擬似恋愛状態
00 プロローグ

第7回

猪突猛進


初めてメル友ならぬものが出来て一ヶ月程が経った時だった。
電話で話をするようになったのだが、オッチャンはほぼ毎日かけてきた。
自分で言っていた。

「なんか、迷惑かなぁと思うのに中毒にかかったみたいで電話をしないと落ち着かなくなった。」と。

私も昼間は暇人だったので、それは別にかまわなかったのだが
一度逢ってからというもの、それは更に加速していった。
メールの内容もだんだん変わっていった。
「逢いたい」から「抱きたい」にである。
メールだと顔が見えない分、過激な事も案外サラリと言えるのか
ちょっとここでは言えないような内容の時もあった。

奥さんがあまり相手をしてくれないというか、奥さんはソレが嫌いなのだそうで、オッチャンはよくボヤいていた。

「うちの嫁さんは声を出さないし、イカないし、最近はちっともスル気がない。」と。
私は、んじゃもっと努力すればいいのに・・と思ったのだが、もう奥さんに対して努力しようという気はないようだった。

しかし、本当に怖いくらい私を好きだといい続けてくれた。
本気だったのか、そういい続けることでいつか落ちる(ヤレル)と思っていたのか、今となっては謎であるが、まるで学生のノリのようなところもあった。
猪突猛進的な言動には閉口気味だったが・・・。

それを除けば、話も合うし、一緒にいても楽しかった。
(遠距離の為そうそう逢うこともなかったが・・・)
何より、自分を好きだと言ってくれることが嬉しかった。
・・・そんな時期だったのだと思う。

オッチャンはかなり長期間に渡り、私なんぞに執着してくれた。
このオッチャンは、私が知りうる中の男性で一番性欲が強かったと思う。
それは、性欲=征服欲のようだった。

オッチャンの他にもメル友は何人かいた。
こちらは全然逢わない、メールオンリーのメル友だ。
このメル友が他にもいることは、オッチャンも知っていた。
しかし、このオッチャンは私に強く他のメル友に逢うことを勧めて来た。

私は逢うと言っても夜は出られないし、面倒くさかったし、逢う気はないと言うと「るなを他の男に貸してやる。逢っておいで、きっと俺が一番だって分かるから。」
とまで言っていた。

私には今、彼がいるのだが、彼と出逢った時もオッチャンは言った。
「きっと俺が一番だって戻ってくるよ」と。

そんな私にある日電話を掛けてきたオッチャンは言った。
「るなの事を考えて、ご飯も食べられない。」
そのうち、彼がどんな人かとかネホリハホリと聞いて、「もう寝たの?」と本当にしつこかった。
そうして、私の気持ちが完全に彼に行ってしまったことを悟ると
「俺はるなの不幸を願っている。いつか彼にゴミのように捨てられて泣くるなを願っている。
俺はるなを憎んで生きていく。」と言われて、終わった。

このオッチャンは根はいい人なのだが、恐ろしくプライドが高く、思い込みが激しい猪突猛進タイプで、ナルちゃんでもあった。
女を自分のもの扱いし、それで自分の地位を確認しているようなところがあった。
私も初めはそれが、いつも私を想ってくれている、とカン違いしていた。

違う、オッチャンは自分のことしか考えてなかったのだ。
今となっては、後腐れがなく終わったことに感謝している。

Y子が言った。
「メル友で「コイツ猪突猛進タイプやな〜」って思う人は結構うっとおしいよ。」と。
そう、彼女はそれで私なんかよりもっと恐ろしい目にあってしまったのだ。

2003.02.17

 

月野ルナ
 

主婦のメルトモ事情


 

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更新:2011.02.16
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