主婦のメルトモ事情 -月野ルナ-

「メル友」ができて、いろんな意味で人生が変わったなんて事があると思う。みんな内緒にしているけれど、大きい声ではいえないけれど、実際は結構激しいかも。そんな大人のメル友物語をお届けします。

主婦のメルトモ事情

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part1
by 月野ルナ

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part2
by 佐原天希

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part3
by 桜木愛依

月野ルナ

発行部数

あなたもライターになれる

39 最終回
38 お子チャマ
37 淡い思い出
36 こだわりの着メロ
35 年上の女
34 ダンナ探し
33 お礼H
32 若い男
31 初投稿
30 体の相性
29 惚れた方が負け
28 彼のメル友
27 ヨイショ
26 プチ浮気(その2)
25 プチ浮気(その1)
24 元カレ・元カノ
23 据膳食わねば・・・
22 着メロ
21 無口
20 Wメル友旅行
19 癒し
18 キッカケ
17 初めての書き込み
16 恐怖の写メール
15 K子その後
14 ヤリ友(その2)
13 ヤリ友(その1)
12 言葉の怖さ
11
10 ストーカーくんその3
09 ストーカーくんその2
08 ストーカーくんその1
07 猪突猛進
06 キャッチボール
05 年の差メル友
04 完全燃焼
03 Y子のケース(2)
02 Y子のケース(1)
01 擬似恋愛状態
00 プロローグ

第10回

ストーカーくん・・その3


完全にキレたAに、私たちは策を練った。
まずは今更ながらと思いながらも、Aに対してキチンとY子の別れる理由を説明することにした。
Y子は「そんなのうまく言えないよ。」と言うので、私がゴーストライターになり、Y子の代わりにAに対して携帯でメールを打つ。
キレている人間に対して、事を荒立てないように気を付けながら、別れる事を説明していく・・・250文字いっぱいになるとY子に送る。
1、2、・・・なんと、5連チャンにもなった。
Y子はそれをまとめてAに送った。後はAがなんて出てくるか。

私が指をヘロヘロにして1時間もかけて打った大作を、Aは事も無げに
「言い訳たくさんありがとう。で、だから?」
とそれだけで済ませた。
「そんなふうに思ってるんだったら、最後に一回だけ逢ってくれ。
じゃないと納得しない。」
と言い張ってきた。
「逢ってくれないんだったらいいよ。友達がどうなってもいいならね。」

Y子は自分の蒔いた種だし、S美に迷惑をかけたくないと言って逢う約束をした。 そうすると不思議にAは落ち着いた。
まだ、自分に逢えば、Y子の気持ちも変わると思っていたのか?
その日はY子にも、私とS美にとっても緊迫した夜になった。

「Aは逢っている時に私の携帯が鳴ると取って見ようとするから、Aと逢っている間は音切って、もう出ないからね。」とY子が言って出掛けたのでY子とは連絡が取れない。
落ち着かない気分を私とS美は何度も何度も「Y子、大丈夫かなぁ。」とメールを送りあって紛らわせていた。
S美なんか、「Y子に何かしたら、逆にこっちがAの住所を調べ上げてAを痛い目に合わせてやるから!!」と興奮していたくらいだ。

Aに刺されやしないかとハラハラしていた私たちにY子から連絡がやっと入ったのは夜中だったと思う。
AはY子と逢うとホテルに直行して、話どころかひたすら行為にふけったらしい。
Y子は最中の間「早く終わって!!」と心の中で叫んでいた。

プレゼントがないことにこだわっていたAなので、プレゼントをY子は大至急チャーターして持って行っていた。こうなったら、デザインがどうだとか言ってられない。
とにかく、そこそこの金額を払って(Y子には大変痛い出費だったが)買って来て、その日Aに渡したのだった。

Aはとにかく自分の思うようになって満足したのか、以外にもY子との別れを承諾したのだった。・・・・ヤレヤレ・・・・と私たちは思った。
すぐに着信拒否をすればAのこと、また何をしでかすか分からない。
S美の家に行くと困るので、しばらくはY子はAからのメールは受けていた。
もちろん返信はしていない。電話にも出なかった。

だんだんメールや電話の回数が極端に減ってきた頃、Y子は着信拒否をした。
アドレスや電話番号は残しておかないと拒否設定が出来ない為、Y子はAを「アホ」というグループを作り、その中に入れた。
今でもう一年になるが、いまだにAは思い出したようにY子に電話を掛けてくる。
私とS美はひそかにAを「ストーカーくん」と呼んでいる。

AにとってY子はそれほどまでに惚れた女とは思えない。
ただたんに、この俺を振るなんて!!という怒りが大きかっただけ、と私は解釈している。

しかし、私も経験したが、メール交換をしているだけで「付き合っている」と勘違いする人はいる。メールをやめよう、と言っただけでひどい言葉を送ってこられたり、逆上されたこともある。

「メル友」・・・
本当はとても難しいお付き合いなのかも分からない。
気軽に出逢える分、気軽に交流をやめられる・・・それがいいのか悪いのか。
けれど、相手と電波だけのお付き合いであっても、そこには人と人との心の交流があって欲しい、と私は思うのです。
「メル友の仲にも礼儀あり」ですね。

2003.03.11

 

月野ルナ
 

主婦のメルトモ事情


 

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更新:2011.02.16
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