主婦のメルトモ事情2 -佐原天希-

世間から見たら平凡で幸せすぎるぐらい幸せな主婦の私が踏み込んではいけない“新しい世界”を知ってしまったきっかけは「メール」。私が隠し持っている“引き出しの中身”をこっそりとあなたに見せてあげましょう。

主婦のメルトモ事情

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part1
by 月野ルナ

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part2
by 佐原天希

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part3
by 桜木愛依

佐原天希

発行部数

佐原天希自己紹介
あなたもライターになれる

07 唇が触れ合う瞬間
06 抱きしめられて・・・
05 ドキドキとトキメキの初対面
04 彼の親友に心魅かれて
03 なぜか彼のトモダチと・・・
02 擬似恋愛の始まり
01 新しい別世界の始まり

第2回

擬似恋愛の始まり


記念すべき最初のメル友は、タカシ。同県在住で妻子ある4歳上の男性だった。彼とは数々の身近な接点があり、世間は狭いねぇ〜!というたくさんの驚きから始まった。仕事は某メーカーの自動車の整備工をしており、それでは身体がもたないのでは、と思うほど、毎日深夜まで仕事をしていた。

彼とのメールは毎日。「おはよう!」から始まり、「やっと仕事終わったよ〜おやすみ」で終わる。話す内容は仕事やお互いの家庭のことなど、もっぱら当たり障りのない世間話が中心であった。仕事の合間をぬってのメールは短いものではあったが、私の言葉にきちんと応えようとしてくれており、そんな彼の温かい人柄が伝わってくるメールだった。

彼という人を知れば知るほど共通点や接点が多く、“これも何かの縁なのかもしれないなぁ・・・。”と、とても不思議な気持ちになった。まるで以前から知り合いだったかのような感覚。そしてそれが、“特別なキモチ”へと変化するのに、そう時間はかからなかった。

結婚してから一度たりとも、旦那以外の男性へ気持ちを向けることなどなかった私。

彼への気持ちが日ごとに強く、大きくなっていく一方で、自然と湧き上がってくる初めての感情に、ただ戸惑うばかりだったのだ。数年ぶりに感じる“恋してるんだ、私!”というトキメキ、新鮮さ。

彼とはメールだけではなく、仕事が休みの日には電話で話すようにもなった。毎週火曜日が彼の休日。その日が来るのがとにかく待ち遠しく、前夜はなかなか寝付けず、朝はいつもよりも早く目が覚めた。火曜日の日中だけが、彼と繋がっているのだということを強く感じられる大切な時間だった。

「こんにちは!」爽やかなその声はいつも心地よく私の耳に飛び込んでくる。太くて響く、男らしい声。最初に伝言ダイヤルで聞いたあの声よりもずっといい声だった・・・が、しかし、(方言)訛りがひどく、同県に住んでいる私でも、聞き取りづらいことが多かった。けれどそれもまた彼の魅力に感じていた。特別な感情を抱いてしまっている私にとっては、まさに『あばたもエクボ』だったのだ。

そう、私は紛れもなく彼に恋をしていたのだ。彼からのメールを今か今かと心待ちにし、保存してある過去のメールを何度も読み返しては切なくなり、電話で彼の声を聞いてはドキドキを楽しんでいた。

「今度、会ってみない?」彼からそう言われたのは、メール交換を始めて2ヶ月ほど経ったある日。一瞬にして学生時代に戻ってしまったような、そんな錯覚にとらわれるほどはしゃいでいた。“彼に会える・・・会いたい、早く会いたい!!!”「喜んで!早く会いたいです」胸の高鳴りを抑えながら、震える手でメールを打った・・・。

2004.02.01
佐原天希


 

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創刊:2004.01.05
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更新:2011.02.16
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