主婦のメルトモ事情2 -佐原天希-

世間から見たら平凡で幸せすぎるぐらい幸せな主婦の私が踏み込んではいけない“新しい世界”を知ってしまったきっかけは「メール」。私が隠し持っている“引き出しの中身”をこっそりとあなたに見せてあげましょう。

主婦のメルトモ事情

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part1
by 月野ルナ

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part2
by 佐原天希

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part3
by 桜木愛依

佐原天希

発行部数

佐原天希自己紹介
あなたもライターになれる

07 唇が触れ合う瞬間
06 抱きしめられて・・・
05 ドキドキとトキメキの初対面
04 彼の親友に心魅かれて
03 なぜか彼のトモダチと・・・
02 擬似恋愛の始まり
01 新しい別世界の始まり

第3回

なぜか彼のトモダチと・・・


タカシと会う約束をしたものの、日時については何も決めてはいなかった。だが私にはむしろその方が良かった。その頃ワイドショーでは連日のように、メル友とのトラブルによる数々の事件が放送されていた。単純な私の頭の中は、“メル友とトラブル?!主婦殺害される!”といった、まるでワイドショーの受け売りのような活字が、グルグルと駆け巡っていた。彼に会いたいという気持ちは変わらずあるのに、その反面、怖いという気持ちが少しずつ大きくなっていったのだった。

いつもの通り、火曜日のお昼過ぎに彼から電話がきた。短い世間話の後、彼は会う日時について具体的に提案してきた。胸がドクンと鳴る。漠然とした約束が現実のものになろうとしているのだ。
「仕事が終わるのが遅くなりそうだから、それまで俺の友達と時間をつぶしていてくれない?」
“???”一瞬頭の中がパニック。
「ト、トモダチと私が?!知らない人なのに?」彼の顔だって見たことがないのだ。

彼の友達と時間を過ごすなんて、かなりメチャクチャである。

「仕事早く切り上げることできないの?」
まさにすがる思いだ。
「う〜ん・・・できる限り頑張ってはみるけど、何時に終わるか本当に分からないし・・・。」
「それじゃあいいよ、私ひとりで待っているから。」
彼の友達と二人きりで過ごすよりはずっとマシだろう。
「天希をひとりぼっちで待たせるのは可哀想だから・・・それに友達は信用できるヤツだからさ♪」
彼は明るく言うが、この世の中何があるか分からない。

物事を都合のいいように考えたら、“私を特別に思ってくれているから、親友に会わせてもいい、って思っているのね♪”となるが、私はそんなに楽観主義者ではない。“彼の友達と待ち合わせして、どこかへ連れて行かれて・・・○×△□!実は彼もグルなのかも?!”と、私の頭の中ではものすごく悲惨なストーリーができあがってしまったのである。

結局、その日は何時に彼の仕事が終わるかが全く分からない、という状況と、「信用できるヤツだからそんなに怖がらなくても大丈夫、俺を信じて!」という彼の言葉に強引に押し切られる形で、私は彼に会う前に、なぜか彼の友達と会うハメになってしまったのだった。

約束の日は1週間後。午後7時に某大型スーパーの西出入口で待ち合わせ。そこで待ち合わせをして時間をつぶせば、いきなり二人きりになることは避けられると思ったからだ。彼の携帯はカメラ付ではなかったため、彼の友達の顔を確認することはできなかった。彼に会うだけでもドキドキだというのに、彼の友達に最初に会わなければならないなんて・・・もっと大きな別のドキドキが沸き起こってきた。私は、聞いた友達の特徴を基に、ひたすらイメージするしかなかった・・・。

2004.02.17
佐原天希


 

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創刊:2004.01.05
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更新:2011.02.16
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