主婦のメルトモ事情2 -佐原天希-

世間から見たら平凡で幸せすぎるぐらい幸せな主婦の私が踏み込んではいけない“新しい世界”を知ってしまったきっかけは「メール」。私が隠し持っている“引き出しの中身”をこっそりとあなたに見せてあげましょう。

主婦のメルトモ事情

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part1
by 月野ルナ

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part2
by 佐原天希

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part3
by 桜木愛依

佐原天希

発行部数

佐原天希自己紹介
あなたもライターになれる

07 唇が触れ合う瞬間
06 抱きしめられて・・・
05 ドキドキとトキメキの初対面
04 彼の親友に心魅かれて
03 なぜか彼のトモダチと・・・
02 擬似恋愛の始まり
01 新しい別世界の始まり

第5回

ドキドキとトキメキの初対面


ニシ君と楽しく盛り上がっている時に、突然、私の携帯が鳴った。思わずはっとする。タカシのことを忘れかけていたからだ。「今やっと仕事終わったよぉ〜!お待たせしてごめん!」聞きなれたタカシの声が、何だか不思議と新鮮に感じた。そのくらいニシ君とのひと時が充実していたのだろうか。

ニシ君の車でタカシを会社まで迎えに行く事になった。「コレが俺の車だよ!」そう言われてふと顔を上げた私の目に飛び込んできたのは、思わずのけぞってしまいそうな、ヤンキーも真っ青の“紫色のシャコタン”!!あちこち改造しているのは見て取れるが、あまりにもセンスがなさすぎる。これなら最初から色々とイジらなかった方がよいのでは?!とさえ思えるぐらいだった。

得意気に愛車を指し示すニシ君。“やだっ!こんな車、乗りたくなぁ〜いっ!”心が叫ぶ。「助手席に女の子が乗るのは何年ぶりだろぉ♪」そりゃあそうでしょう、この車に乗るにはかなりの度胸がいる事でしょう・・・。

どこをどう改造すればこんな音が出るのか、ガーガーとうるさい音を立ててタカシの会社まで走る。その間、聞かされたニシ君の愛車の自慢話は、右耳から左耳へと抜け出ていった。

15分ほどしてタカシの会社の駐車場に到着。ニシ君は何も言わずにシルバーのツーリングワゴンの隣に車を横付た。すると暗闇の中、運転席から一人の男性がスッと降りてきた。タカシだ!!!初めて見るタカシの姿。身長170cmの彼は、思ったよりもスリムで華奢な体型だった。

オシャレな形の濃いベージュのニット帽をかぶり、茶色のムートンのコートを着た彼は、センスの良さとオシャレが好きだという事が服装から見てとれた。「こんばんは、初めまして!」照れ臭そうに微笑みながらタカシが言った。童顔で優しい感じの顔立ちは、年齢よりもずっと若く見えた。

色白でアーモンド型のキレイな瞳がとても印象的で、じっと見つめ合ったその瞬間、私は改めて深く恋に落ちてしまった。

「それじゃあ、ぱぁ〜っと飲みにでも行きましょうか♪」ニシ君が、そんな二人の雰囲気にいたたまれなくなったらしく、元気に言った。

会社の近くにある居酒屋へと歩き出したその瞬間、暖かい大きな手が私の右手をそっと包み込んだ・・・。

2004.03.20
佐原天希


 

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創刊:2004.01.05
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更新:2011.02.16
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