主婦のメルトモ事情3 -桜木愛依-

3人の子供を育てながら、学校のPTAの役員まで引き受ける30代後半、医療系パート派遣社員の主婦のワタシ。メールから恋に落ちた彼らのこと、出会い系サイトで出会ったメルトモの殿方との色んな事を、赤裸々に包み隠さず語 ります。

主婦のメルトモ事情

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part1
by 月野ルナ

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part2
by 佐原天希

はっぱ

主婦のメルトモ事情Part3
by 桜木愛依

桜木愛依

発行部数

桜木愛依自己紹介
あなたもライターになれる

9 過ち2(最終回)
8 過ち1
7 セフレな人
6 ギャップ
5 結ばれた夜
4 2人の距離
3 愛しい人
2 恋の予感
1 初めてのメール

第4回

2人の距離


つきあってしばらくして、職場の病院では院長を筆頭に、大掛かりな人事異動が行われていた。
そんな中、先生は他科の科長から糾弾された。
先生がその科の看護婦に発したほんの冗談が、セクハラ騒ぎになってしまい、他科の科長の耳に入り大事になった。
異動昇進時は、ここの病院は出身大学によって派閥が出来ていて、どこの病院もそうだけど必ず派閥間での争いがある。
そもそも、地元医大出身の先生と、他県の医大を出た他科のその科長とはソリが合わなかった。
他の派閥の先生を陥れるにはセクハラ騒ぎは恰好の材料だった。
結局、看護婦の勘違いとその後の先生の謝罪で事は解決したが、その一件で、先生の信用は下がり、自分の科の婦長をはじめ、3分の1の看護婦が異動することになった。
生真面目な先生はかなり落ち込んだ。
不用意な発言は今の大事な時期避けるべきで、軽はずみだったと。

こんなとき男性はそっとしておいて欲しいものなんだとあとから気がついたけど、私は先生を慰め、1日もはやく立ち直って欲しいと、必死になった。
私は相変わらず頻繁にメールを出して、最後に必ず立ち直るよう祈った。
ところが先生からのメールが2.3日おきになりそのうち途切れた。
メールのやり取りがキャッチボールのように出来なくなりやがて私からの一方通行になり始めた時、先生に問うた。
「最近、メールくれませんが、私のこと嫌いになったの??」
先生からの返信はこうだった。
「メールを貰うのは一向に構わないけど、返信をするのが億劫になっています。今はそっとしておいて欲しい。メール中毒になっていませんか?貴女も僕ばかりに夢中になっていないで、少しほかの事に目を向けたらどうですか。」
凄くショックだった。こんなに先生の事を心配しているのに迷惑だったなんて…。先生しか見えていない私がとても恥ずかしかった。
ついには他に好きな人が居るのではと邪推もしていた。
ふと、我に返ると私は先生に嫌われる事ばかりしていたのだ。
「先生、ごめんなさい。先生が落ち着いたら、メールください。私からはしばらくメールしません。」
こう返信するのが精一杯だった。

それからの私は、淋しくて仕方なかった。
心にぽっかり穴があいたよう。
その頃、丁度購読していたメルマガの広告に目が留まっていた。
年齢層が高いメルトモの募集。早速アクセスした。
37歳くらいから上の年齢の男女ばかり。
私は募集基準の年齢には達していなかったが。年上のメルトモが欲しかった。

先生みたいな人がいるといいなぁ…
いつもどこかで先生の姿を求めていたのだ。

募集をかけたら、かなりメールが来たけど、その中の気の合いそうな3.4人とメールのやり取りを始めた。
全く知らない人との会話。それはそれで楽しかった。
でも、心は満たされず…。

先生からメールが来なくなって1ヶ月ほど経った頃ダメ元で先生に逢いたいメールを送った。
時は丁度バレンタイン。取り寄せしていた生チョコを渡したかった。先生からは了解の返事。
やっと先生に会える。本当に嬉しくて楽しみだった。

2004.08.04

桜木愛依



 

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創刊:2004.06.01
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更新:2011.02.16
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