NTTこぼれ話 -桜沢英樹-

『 民営化されて20年が経とうとしているNTT。官ゆえの旧い体質を抱え巨大さゆえの大企業病も持ち合わせるNTT。半官半民NTTを社員「桜沢英樹」がばっさり切ります。NTTの裏事情をとくとご覧いただきます。

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NTTの事業

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NTTの社員

第2回

NTTの事業


 今回は『ユニバーサルサービス』がキーワードです。カタカナ言葉やアルファベットの略語が大好きという文化の我が会社。社員はよく理解しないまま使ってます(笑)

 意味合いは“全国あまねく平等に”です。具体的に説明しますと、『NTTの提供するサービス(電話、電報など)は、大都市であろうと離島であろうと山奥であろうと、皆さんが同様に使えるように提供しよう!という言葉です。

 電話を使われている皆さんからすると、非常にアタリマエな話ですが、一つの民間会社になったNTTにとって赤字になる事業はしたくない。しかし『ユニバーサルサービス』の使命はある。ということです。

 そして矛盾が生じるのです。赤字ローカル線の問題です。

 たとえば人里離れた山の中に回線を引きたいなぁ…という申込みがあった時。(具体的なお名前は出せませんが、そんな会社さんもいらっしゃいます)

 ここまでの条件だと『NTTはデカイ会社で儲かってるんだから、ちょっとくらいの赤字になっても山奥に電線の一本や二本引けば良いじゃないか?』とお思いになる方がも多いと思います。

 もちろん実際に引いてるので、ここは問題無いです。

 問題はその後なんです。電線を引くのは、マンホールを掘ったり電柱を立てたりして電線を渡していくのですが、1本引くのも10本引くのも大差無いです。それなら10本用意して、同じ所にもう一回線の申込みが来ても、近くに別の申込みが来ても残りの9本から提供すれば良いですよね。

 …でも許されないのです。『無駄に余計な9本の電話線を作った!』としてクレームがつきます。反論は出来ません。未来に注文が来るのは誰も断言出来ないから。 結果、申込み分と故障時の予備分だけ作ります。その後に近隣に申込みが来ると…またえっちらおっちら一回線分用意します。

 なかなか時間とお金の掛かることしてますね。

それは山奥でも町中でも一緒なんです。

 電柱を見上げては『こんなに一杯あるのに、何を言ってるんだ?』と思う人も居るでしょう。実はその線のほとんどは『使用中』だったりするんです。

 注文されてから線を引く。泥縄のような事業。それがNTTの有線電話の事業。みなさんのBフレッツの開通が遅いの理由も実はこんなトコロに原因があったりします。

2004.09.13

桜沢英樹

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