NTTこぼれ話 -桜沢英樹-

『 民営化されて20年が経とうとしているNTT。官ゆえの旧い体質を抱え巨大さゆえの大企業病も持ち合わせるNTT。半官半民NTTを社員「桜沢英樹」がばっさり切ります。NTTの裏事情をとくとご覧いただきます。

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電話加入権(前編)


 応援のメールを下さった方々にこの場を借りて御礼いたします。メルマガを書くことと共に仕事に対するやる気もまた増す思いです。ありがとうございます。ご意見や感想だけでなく嫌だったことやクレームも真摯に受け止めていきたいと思いますので、感じたことありましたら下記のアドレスまで気軽にメールしてください。

 さて、今回は先日騒ぎになりましたニュースからトピックを選びました。
“電話加入権”です。

 最初の一言で皆さんの反感を買うとは思いますが、事実を申し上げますと、『“電話加入権”なんて存在しません』というのが事実です。『質権設定が可能で資産として計上できるので財産と考えられる』というのは本当です。 なにやらこんがらがりそうなので順を追って説明します。

 NTTの窓口で新規に電話をひこうとして申込みをする段では施設設置負担金\72,000円+契約料\800円+消費税相当額で合計\74,240円の支払いをすることになります。『電話権の購入』ではなくて『施設設置負担金の支払い』なんです。じゃあ、“施設設置負担金”って何?という所からお話しましょう。

 歴史を遡ります。電話が普及しはじめのころの話です。第二回でお話しました山奥に電線をひくお話を覚えたいますでしょうか?何も無い所へ電話をひくにはマンホールを掘り、電柱を立て、銅線を張って設置場所へ引きこんで保安器や電話機をつけて初めて電話が使えます。

 最初はマンホールや電柱が未整備でした。(当たり前ですね)なので電話をひくための設備費用の一部を負担してください、という意味合いで“施設設置負担金”という名称と費用が生まれました。 実は電柱一本立てるのに100万円くらいかかるのと、電柱を立ててもその一本当たりの利用者数というのはバラツキがあるので\72,000円の根拠はそれほど強くないはずです。電電公社時代には価格が変更されたことが何度かあったと記憶してます。

 こぼれ話としては、ある時期電話の申込みに対して設備の対応が追いつかず電話をひくのに何ヶ月も待つことが昔はあったそうです。 その時にたとえば『二年待ち』とか言われた人でも、土地の有力者や政治家から一言言って貰ったり、窓口で袖の下を用意すると早く電話がひけたりしたなんてことを本当かウソかは知りませんが聞いたことがあります。 袖の下は無いですが政治家に頼むとNTTは良く動きます。これは電電公社時代からの伝統体質です。

 今回は正式名称が“電話加入権”ではなくて“施設設置負担金”ですということで一旦止めまして、次回はその廃止の話題について続きを書きたいと思います。

2004.10.27

桜沢英樹

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