NTTこぼれ話 -桜沢英樹-

『 民営化されて20年が経とうとしているNTT。官ゆえの旧い体質を抱え巨大さゆえの大企業病も持ち合わせるNTT。半官半民NTTを社員「桜沢英樹」がばっさり切ります。NTTの裏事情をとくとご覧いただきます。

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第11回

お客様情報の保護について(後編)


 前回に引き続き顧客情報の入ったシステム“カスタム”とその管理についてお話します。 僕も大変驚きましたが、この“カスタム”は当然のことながら全国のNTTの窓口、支店、営業所、さらには委託された会社などでも使われています。

 その全てのオペレーターの指紋が管理のために登録されているのでしょう。電子データにしてみると精細な画像の方が情報量は多いので、もしかしたらこのシステムの一番多くの情報量を保持しているのはお客様の電話番号や住所の情報ではなくオペレーターの指紋情報かもしれません。 ついパソコンのハードディスクの大半が『指紋情報』で埋まっていて、本来保存すべき情報のほうが圧倒的に少ない状態を想像ができます。

 また、『どこの誰が何の情報を調べたのか』が履歴に残るようになっており、別の人が『業務外での検索ではないかを見張っている』状態にあります。

 一部の者が情報を漏洩させるせいで、その防止のためにシステムを堅牢にし、監視体制を用意するから、大金がかかり、給料が下がるのか?と愚痴りたくもなりますが、皆さんの大事な情報を守らなくてはいけないのは憲法に書いてあるからではなく、お客様を大事にしてNTTの電話を使いつづけて貰いたい、という気持ちです。

 NTTもライバル会社が増えました。いつ他の会社に乗り替えされるのか不安です。電電公社から民営化された直後の時代はNTT率100%だったわけですから単純にそのシェアは落ちる一方なわけですし、昨今でその下落の速度が著しいのと流通する情報量が増えても定額制などのおかげで収入は伸び悩んでいることが危機感を増大させています。 安いだけで品質や信用の足りない会社も存在する中で、この不景気の時代では、とにかく安い電話会社へ、と利用者が思い、その方向へ流れるのは当然のことです

 ではNTTの売りは何か?と言えば品質と信頼となります。そしてこの品質と信頼を人とカネを充分にかけて保っている。という姿勢は大抵の方に思われていることだと思います。(充分を越えて過分である、という声も大きいですが)

 しかし一般的な話として、社員だけではなく委託会社の社員や委託先で雇われているアルバイトの人達が、昨今の雇用とモラルの低下により、小遣い銭欲しさに情報を売りかねないという話も聞きますのでNTTの売りである品質と信頼も現実ではギリギリ保たれているという程度なのかも知れません。

 ただ『扱っている人自身はその情報の価値と漏らすことの悪さ加減を知らない』というのがNTTで見かける人の大半なのですが…

2005.02.01
桜沢英樹

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