多重債務からの脱出 -椎原里織-

ネットワークビジネス、付き合い、浮気・・・さまざまな理由で作った「その場しのぎのお金」が膨れに膨れ上がっていつの間にか多重債務に。債務整理現在進行中の多重債務者がお金の明暗をお届けします

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多重債務からの脱出Part2

マガジン発行履歴

椎原里織自己紹介

私もライターをやってみたい

多重債務に陥らないために

3

救済機関との連携

2

家族の絆

1

多重債務の兆候

椎原里織の新着コラム

23

勝手な行動?

22

電話帳でアポを取る

21

現金を作る方法

20

選ばれた優秀者

19

お金の感覚

18

2万円の価値

17

非常識を問うならば

16

口説き落とすためのテクニック

15

Rは私にとって

14

クレジット会社とサラ金のCM

13

詰め

12

最初の攻撃

11

多重債務へのきっかけ

10

誰が為にカード作る?(後編)

9

誰が為にカード作る?(中編)

8

誰が為にカード作る?(前編)

7

正式受理

6

告白〜Xデーにおびえる人たちへ

5

どっちが怖いでショー

4

自分ひとりの問題ではない

3

任意整理−怖いものは何か

2

面接第1回目と取り立て

1

ネットワークビジネス

第12回

最初の攻撃


男性社員(以下Cとする)が懇願するので、私は指定されたファミレスへ向かった。そこにはすでに高そうなスーツに身を包んだ女性がおり、私とCが店に入ると、「Cくーん!こっちこっち」とこちらに向かって手を振った。Cは「待たせてスミマセン」と言いながらテーブルに着いた。「こちらが椎原さんです」とCは女性に私を紹介した。女性は名刺を出し「私、渡辺(仮名)といいます。よろしくね」と言い、私に握手を求めてきた。この時は「随分フレンドリーな女性だなあ」と思ったのだが、後に私がビジネスをする際にこの「握手」が最初の「攻撃」なのだと教えられた。

たわいもない話を延々していたのだが、この渡辺さんとやらがしきりに聞きたがっていたのは、私の夢や希望についての話だった。渡辺さんは自分がやっているビジネスのことを話し、そしてそのビジネスによって自分がどう変わったか、どんな仲間とやっているのかなどを話した。

「私とCくんは仕事を通じて知り合ったんだけど、Cくんはこのビジネスを始めてからすごく明るくなったの。椎原さんは職場で毎日C君と接しているわよね。C君変わったなー、とか思わない?」

思わない!と言いたかったが、空気の流れをぶち壊すのは大人のやり方ではなく。私は「まあ、そうなんですかね・・・」とあいまいに返事をした。

「椎原さんは何のために毎日仕事をしてる?」と聞かれ、私は素直に「生活のためだ」と答えた。だって仕事をしなければご飯が食べられないし、払うものも払えない。友達と遊びにだって行きたいし、欲しい物だってある。仕事をすることは言い換えてみれば「自分のため」であった。

「このビジネスはR(ビジネスの名称の頭文字。実名を出すのは控えさせていただきます)といって、まだ始まったばかりでね」と渡辺さんはRについて話し始めた。そこで聞いたのは、(1)まだこの地域では始まったばかりで仲間探しはこれからである(2)入会金として8400円が必要である。これはRをやめる際に還ってくるお金である(3)今現在、何人か一緒にやってくれる仲間がいるけども、彼ら彼女らはみんな私(=椎原)と同じく、毎日地道に、それでも夢を追ってがんばっている(4)時間や都合に拘束されない、自分のスタイルで出来る自由なビジネスである・・・など聞いた。

そんなに突っ込んだ話もせず「もし、椎原さんが少しでも興味を持ってくれたら連絡してね。こうして話をするだけでも一向に構わないから」と言い、この日は別れた。店を出てからこのやり取りを思い返し、完全に話の主導権を向こうに握られたと思ったが、どっちにしろ次に会うことなんか絶対にないだろうと思い、数日して渡辺さんのことも忘れてしまっていたのだが、向こうはこれで終わりとは思っていなかったようである。

私が完全にこの日のことを忘れていたある夜、Cはまた「時間を作ってくれ」と言ってきた。今度私に会いたいと言う人は渡辺さんではなく、場所も車で30分かかる隣の市のレストランで、なんでもビジネスの成功者だと言う。

「俺は行けないんだけど、B市のホテルの中にあるレストラン。あそこで渡辺さんともうひとり待っている人がいるから。その人偉い人だから。俺の顔を立てると思って!お願い!」

自由なビジネスの割には、奴にとっての偉い人の都合で私の時間がつぶれるか・・・と内心いや〜な気持ちだった。渡辺さんの印象が最悪ならば、「わかった」と返事をしてエスケープとなるのだが、前回渡辺さんにコーヒー代を持ってもらったため、出かけないわけには行かなかった。この時待っていた人は、とんでもない人であったのだが。

2005.03.10
椎原里織

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更新:2013.06.06
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