多重債務からの脱出 -椎原里織-

ネットワークビジネス、付き合い、浮気・・・さまざまな理由で作った「その場しのぎのお金」が膨れに膨れ上がっていつの間にか多重債務に。債務整理現在進行中の多重債務者がお金の明暗をお届けします

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多重債務からの脱出Part2

マガジン発行履歴

椎原里織自己紹介

私もライターをやってみたい

多重債務に陥らないために

3

救済機関との連携

2

家族の絆

1

多重債務の兆候

椎原里織の新着コラム

23

勝手な行動?

22

電話帳でアポを取る

21

現金を作る方法

20

選ばれた優秀者

19

お金の感覚

18

2万円の価値

17

非常識を問うならば

16

口説き落とすためのテクニック

15

Rは私にとって

14

クレジット会社とサラ金のCM

13

詰め

12

最初の攻撃

11

多重債務へのきっかけ

10

誰が為にカード作る?(後編)

9

誰が為にカード作る?(中編)

8

誰が為にカード作る?(前編)

7

正式受理

6

告白〜Xデーにおびえる人たちへ

5

どっちが怖いでショー

4

自分ひとりの問題ではない

3

任意整理−怖いものは何か

2

面接第1回目と取り立て

1

ネットワークビジネス

第13回

詰め


 自分の時間がつぶれる=拘束されることが何より嫌いな私にとって、こちらの予定を確認もせずに自分の予定で待ち合わせをするという連中に対し、そろそろ嫌気を通り越し嫌悪を感じ始めていた。じゃあ、約束なんかしなけりゃいいじゃんとお思いだろう。だが「会社の同僚である」Cと約束をし、さらにはこのビジネスの連中に前回コーヒー代を出してもらったため、なんとなく裏切ることはできなかった。B市は私が住む町から車で30分ほどのところだが、隣町までわざわざ呼び出され、私はかなりカリカリしていた。

「ビジネスの成功者だかなんだか知らないけど、妙なことを言ったら即刻席を立ってやる」

 指定されたホテルの駐車場に車を滑り込ませ、わたしはレストランのほうへ向かった。自動ドアをくぐると、フロアの後ろのほうにはすでに連中がおり、私に向かって手を振っている。この間の女性―渡辺さんと男性がいた。テーブルの奥のほうに座り、私は紅茶を注文した。すると男性は私に握手を求めながら自己紹介をした。

「大橋といいます。よろしく」
 
 こちらも自己紹介をする。だが、嫌気がさしていたので適当だ。Cにとってこの連中はビジネスのパートナーであるかもしれないが、私にとっては「私を拘束する邪魔な連中」である。早く帰りたかった。大橋と名乗った男は私の仕事や生活、趣味など当たり障りの無い話を振り、その日は世間話で終わった記憶がある。渡辺さんにしてもこの大橋さんにしてもそうだが、1回目でビジネスの話を出すことは絶対にない。これを足がかりにして次に会う理由を作るためである。

 私がビジネスを始めてアップラインに聞いた話だが、この大橋さんが出てくるということは、子ねずみを落とす作業は詰めの段階であるらしい。確かに大橋さんは話し上手聞き上手である。別れるときには本当に友達のような口調で話していた。なんというか、「頼れる兄貴」的な感じなのだ。
大橋さんはビジネスが疎遠になってしまった今でも年賀状をくれる。「元気にしているか!たまには連絡ちょうだい!」とメッセージまで添えて毎年毎年送ってくれる。ビジネスを抜きにすれば、本当に「いい兄貴」な人なのだが。

2005.03.24
椎原里織

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多重債務からの脱出
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更新:2013.06.06
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