多重債務からの脱出 -椎原里織-

ネットワークビジネス、付き合い、浮気・・・さまざまな理由で作った「その場しのぎのお金」が膨れに膨れ上がっていつの間にか多重債務に。債務整理現在進行中の多重債務者がお金の明暗をお届けします

ご案内

多重債務からの脱出Part2

マガジン発行履歴

椎原里織自己紹介

私もライターをやってみたい

多重債務に陥らないために

3

救済機関との連携

2

家族の絆

1

多重債務の兆候

椎原里織の新着コラム

23

勝手な行動?

22

電話帳でアポを取る

21

現金を作る方法

20

選ばれた優秀者

19

お金の感覚

18

2万円の価値

17

非常識を問うならば

16

口説き落とすためのテクニック

15

Rは私にとって

14

クレジット会社とサラ金のCM

13

詰め

12

最初の攻撃

11

多重債務へのきっかけ

10

誰が為にカード作る?(後編)

9

誰が為にカード作る?(中編)

8

誰が為にカード作る?(前編)

7

正式受理

6

告白〜Xデーにおびえる人たちへ

5

どっちが怖いでショー

4

自分ひとりの問題ではない

3

任意整理−怖いものは何か

2

面接第1回目と取り立て

1

ネットワークビジネス

第18回

2万円の価値


ボーナスが入って数日後、アップラインから電話があった。とはいえ、この頃になると、私の下には新規会員・・・いわゆるこねずみが5人出来ており、アップとの連絡は毎日欠かしたことがなかった。大抵はメールだったが、夜間はときおり電話連絡が入ることがあった。この頃、仕事も遅番勤務専属になっており、勤務終了は午前1時とか午前2時くらいになっていた。それからビジネスをやっていたので、夜中に車を飛ばし、彼らの指定するビジネスホテルまで出向いていた。

ある日の深夜、仕事が終わって帰ろうとしているときに電話があった。なんでも大橋さん(第13回参照)が来ているという。だから顔出さない?ということだった。次の日が休みということもあり、多少遅く帰宅してもかまわないと思った私は彼らの指定する場所に出向いた。時計の針は深夜2時を過ぎていた。

指定のファミレスにつくと、大橋さんが私を見つけて手を振った。私も手を振りかえした。ファミレスのスタッフが忌々しそうな顔でこちらを見ている。Rご一行様はそのファミレスで雑務やクロージングを行うことが多く、しかもコーヒー1杯で数時間平気で粘るので、レストラン側としても迷惑に思っていたようだった。

さっそく席に座り、ありきたりのあいさつを交わしたあと、大橋さんは「今度の研修会、来るの?」と切り出した。この研修会とは、費用2万円でどこかの宿舎を借り切り「どうやったら成績が伸びるのか」をグループ学習するものではなかったかと記憶している。なんでもこれに参加した人は効率的にコツをつかんで実践するので、飛躍的に成績もあげられ、ピン昇格がぐっと早まるのだという。

周りの子はみんな「この研修、安いよね。だって2万円だもの」などとはしゃいでいたが、私には2万円はとても大きな額だった。大橋さんにいたっては「俺は100万積んででもこの研修に参加するね。だってその2万円以上の価値があるんだぜ。参加しない手は無いよ」・・・他の子も「そうだそうだ」と同調する。

2万円なんて額出せない。給料が7〜8万円である。支払いや生活費を差し引くと、2万円なんてあるわけが無い。しかも仕事だってある。人員不足名上、新人が入ってきているので、私が自分の勝手で抜けるわけには行かない。「申し訳ないんだけど、私はちょっと都合が悪いので参加できません」といったところ、彼らは「ええっ!?」と大げさに驚いた。

「たった2万円だよ?これで大きな成功を得られるのに、目先の損得でチャンスを捨てるの!?おかしいよ、椎原ちゃん」

私はおかしいのか・・・・Rに疑問を持った瞬間だった。

2005.06.03
椎原里織

スポンサード リンク

多重債務からの脱出
多重債務からの脱出


 

たまごや

美容と健康と食

きれいになっちゃお

整体マニアックス2

こういう仕草は女らしい

ファミレス様、覚悟せよ!

高齢化社会

いきいき介護ライフ

老人ホームの裏事情3

国際化社会

ブルゴーニュ通信局

誰でもなれる国際人

小口輸入支援・販路ドットビズ

オトコとオンナ

擬態語恋愛攻略本

チョコレートカクテル

毎日のお役立ち

知って得する労働法

週刊マナー美人

常識ぽてち

女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

四柱推命による人生相談

お店で買うにはちと恥ずかしい


創刊:2004.10.03
訪問者数:
更新:2013.06.06
デジタルたまごやトップ