夏奈子の動物記 by 御厨 夏奈子

夏奈子の動物記
可愛いペットや野生動物、家畜から実験動物など、動物の不思議な生態や動物をとりまく社会事情、話題のアニマルセラピーのことなど、動物との心温まる話や笑える話などを交えておおくりします。

キーワード:自由,根気,短気,やる気,犬好き,旅好き,B型

御厨夏奈子の動物コラム

6 ハムスターのはなし(1)
5 動物霊のはなし
4 実験動物のはなし
3 お年寄りと動物−3−
2 お年寄りと動物−2−
1 お年寄りと動物
0 羊のこと

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創刊:2002.10.15
訪問者数:
更新:2008.11.19
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第5回

動物霊のはなし


なんだかすごい話しになってしまいました(笑)。ちなみに、私は霊感は全くありません。でも、よくあり得ないものを見たり、聞いたりしています。それこそ夏奈子の霊験記が書けるくらい。でも霊感がないので、自分で本当に霊だったのか単なる勘違いなのか分からず、大半は勘違いということで片付けています・・・。

って、そうじゃなくて。今回書こうと思ったのは、慰霊祭。前回実験動物のことを書いたので、ついでに家畜と実験動物の慰霊祭のはなしを書こうと思ったのです。大学では年に一度、構内の牧場にある動物の慰霊碑の前に集まって「家畜および実験動物の慰霊祭」をやります。人間のために命を落としている動物たちに感謝の意を表し、その霊をおさめるためです。お坊さんをよんで慰霊碑の前でお経をあげてもらい、お焼香をし黙祷したあと、お坊さんのお話を聞きます。その後「供養だから。」とお酒をすすめられ、そのまま牧場で日本酒を飲みつまみをつまんでくる、というものです。その後、私たちは生れて間もなく亡くなった子ヤギや子羊が眠っている草むらに、お花とお線香を供えてきました。私たちのために死んでいったたくさんの名もない動物たちのことを思い、人生の中のほんの一瞬でも関わった動物たちにありがとうを言う、こんな機会はとても大切だと思いました。

ところで、海外の動物園ってすごいですよね。規模も大きいし、展示の方法も工夫されていて、動物を見るというよりまるで自分が動物の世界にそのまま入っていったような気持ちになれるそうです。是非一度行ってみたいものです。展示には生態展示という方法があって、同じ地域に生息している動物が同じところに展示されていて檻で区別されていない。草食動物も肉食動物も一緒に見れるわけです。それどころか客と動物の間にも檻がない。客と動物がいるところも同じ高さで、人が本来の視点から動物を見られる。それって危なくないの?と思われるかもしれませんが、ちゃんとトリックがあるのです。でもその話はまたの機会にするとして、日本の動物園のイメージとはずいぶん違っていますよね。残念ながら、日本の動物園は欧米のものと比べるとまだずいぶん遅れているそうです。野生動物の研究の場、一般の人に動物のことを理解してもらう場としての役割をいまいち果たしきれていないというのがその理由です。もちろん最先端の研究が行われているところもありますが、まだそんな動物園が少ないのが現状です。

そんな中、欧米の動物園にはなくて、日本の動物園にはあるものがあります。それは、慰霊碑。日本の動物園の約7割に動物慰霊碑があるのに対して、欧米ではほとんど見られないそうです。愛媛の動物園には、納骨堂まであるとか。東南アジアの動物園にもいくつか慰霊碑のあるところがありますが、それは日本の植民地時代のなごりではないか、ともいわれています。慰霊碑には生前の動物の見方もあらわれているような気がします。単なる研究対象、ただ飼っているだけの動物ではなく、一緒に生きてきた友人として魂のレベルでは同じにみているから、死後も供養していこうという気持ちになれるのではないでしょうか。日本にはペット霊園も多いですよね。動物の霊も人間と同じように供養できる日本人の心、なかなか素敵で誇れることだと思いました。

最後に、オマケとして、私が10歳のときに体験したことを書きます。最初に書いたように、私には霊感はありません。だから気のせい、といってしまえばそれまでのお話ですが・・・。

日曜日のことです。その日私は、お休みということではりきって昼まで寝て、起きてから顔を洗いに洗面所に向かいました。すると蛇口の下に普段はお風呂場に置いてある洗面器がありました。たぶん母か妹が使ってそのまま置きっぱなしにしたのです。私は洗顔のとき洗面器を使わないので、「ちゃんと片付けてよ!」とこぼしながらひとまず洗面台のとなりの洗濯機の上にそれを置きました。そして顔を洗っていると、電話が鳴りました。洗面所と電話のある場所が近いので、父が電話をとったことが分かりました。でもドアは閉まっていたので、会話の内容も誰からかかってきたのかも全然分かりませんでした。父がそのまま話し込んでいたので、私にかかってきた電話ではないと分かりほっとしたときでした。洗濯機の上の洗面器が、勝手にガタっと動いたのです。ちょうど片方が少し持ち上がってからもう一度落ちた、という感じでした。びっくりしてそちらを見たとき、片方が落ちて揺れる洗面器の影に、白いものが見えた、ような気がしました。私はまだ顔に石鹸の泡を残したまま、しばらく何が起こったのかよく分からずぼうっとしていました。それからちゃんと確認したのですが、そのとき洗濯機は動いていなかった(電源も入っていなかった)し、その上の乾燥機も動いていませんでした。私が直接洗面器に触れたわけでもありません。なんだか少し怖くなり、急いで顔を洗い終えて居間いくと、祖母の家で飼っていた犬のチビが亡くなった、と聞かされました。

さっきの電話は祖母からで、チビが病気で亡くなったと言っていたそうです。チビは祖母の家に遊びにきた人がそのまま置いて帰ってしまって祖母が仕方なく飼っていた雑種犬でした。それから私は祖母の家に行く度にチビにお菓子をあげたり、散歩に行ったりして誰よりもかわいがっていました。自分の家で犬を飼えなかった私は、遠方の祖母の家に行くとき、チビに会えることをいつも楽しみにしていました。チビは、白い犬でした。

虫の知らせ、なんて言葉があるけど、もしかしたらチビが私にお別れを言いにきたのかもしれない。すごく些細なお別れの言い方だったけれど。私が当時住んでいたのは大阪、チビがいた祖母の家は岡山でした。こんな遠くまで、よく来てくれたね。チビが死んだことはすごく悲しかったけれど、そう思うと少しうれしくなれました。

散歩が大好きだったチビ。死んだ後どうなるかなんて、人間だってどうなるかわからないけど、動物が死んだら、その魂はそれまでつながれていた所や閉じ込められていたところを離れて、世界中好きなところをまわってそれから成仏してくれるといいな、とそのとき私は思ったのです。

オマケの方が長くなってしまいました・・・。すいません。次回はハムスターのことを書く予定でおります。

2003.01.28
御厨夏奈子

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