夏奈子の動物記 by 御厨 夏奈子

夏奈子の動物記
可愛いペットや野生動物、家畜から実験動物など、動物の不思議な生態や動物をとりまく社会事情、話題のアニマルセラピーのことなど、動物との心温まる話や笑える話などを交えておおくりします。

キーワード:自由,根気,短気,やる気,犬好き,旅好き,B型

御厨夏奈子の動物コラム

6 ハムスターのはなし(1)
5 動物霊のはなし
4 実験動物のはなし
3 お年寄りと動物−3−
2 お年寄りと動物−2−
1 お年寄りと動物
0 羊のこと

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創刊:2002.10.15
訪問者数:
更新:2008.11.19
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第6回

ハムスターのはなし(1)


 友人がある日、ぽつりといいました。「あのね、ナナちゃんが死んじゃったんだ…。」ナナちゃんは彼女が飼っていたジャンガリアンハムスターです。「今朝見たら、動かなくなってたの。突然そうなって、何でか分からないんだけど、全然動かなくて息もしてなかった…。」「そっか…。でも、よくあるらしいんだけど、ハムスターって寒くなりすぎると冬眠状態になるんだって。冬眠状態になったときって全然動かなくて心臓の動きも相当小さいから死んだと勘違いして生き埋めにしちゃう人が多いらしいよ。」私がここまで言ったとき、友人の顔はどんどん青くなっていきました。「どうしよう…。ナナちゃん…埋めちゃった…。」12月のちょうど冬も本番にさしかかったときでした。私がその後、さらに落ち込ませてしまった友達を必死に慰めたのはいうまでもありません。

 私も高校のときから大学にかけてジャンガリアンハムスターを飼っていました。だからハムスターには思い入れがあります。今回はちょっとしたハムスターの生態(?)をご紹介します。

 まず頭。頭はかなりいいです。マウスやスナネズミと比べると相当賢い。マウスを飼っている友達に話を聞くと、ずいぶん違います。マウスはトイレを決めずにケージの中を全部汚してしまいます。だから友達は三日に一度、臭いに耐え切れなくなって掃除をしているそうです。ハムスターはトイレが決まっています。だから私は毎日トイレだけ掃除して、ケージの中全部を掃除するのは週1回でした。

 あとマウスは人に懐かず、餌はケージ越しに手渡しで受け取ってもすぐ奥に持っていって食べるそうです。掴もうとしてもすぐ逃げるとか。ハムスターはケージの外に出たいとき、いつもケージを噛んでいました。私はそれを見るとケージの上を開けて手を入れて外に出してあげました。そのうち向こうも私の手を覚えたようで、手を入れるとすぐ自分から乗ってくるようになりました。

 外に出しているとき、そろそろ戻そうと思って捕まえようとするとフェイントをかけられました。右に行くと見せかけて左に行くのです。悔しいというか、悲しいことに私は見事にだまされました。決して勘違いや見間違いではありません。たぶん野生のハムスターも敵から逃げるときに同じような行動を取るのではないでしょうか。ハムスターをケージの外に出すのはどこかに行ってしまいそうで危なく思えるけれど、好奇心旺盛で散歩好きなハムスターを飼う上では欠かせない日課です。

 そもそもなぜ私がハムスターを飼うことになったかというと。高校のとき、生物の先生が授業内に自由研究をすることを企画してくれました。二人ずつのチームに分かれて生物の実験の時間にそれぞれ自分たちで考えた実験をして、結果をまとめて発表するというものです。この自由研究で他のチームの友達がネズミの学習能力を調べたいと言い出しました。

 ところが先生に話すと、その実験ならペットショップですぐ手に入るハムスターを使うことになるけど、実験が終わったらそのハムスターを引き取れるようでないと駄目だといわれました。でも二人とも他に動物を飼っていたり家族が動物嫌いだったりで、飼うのは難しいようでした。他の実験も思いつかず、どうしてもネズミの学習能力がやりたい…と悩んでいる友達をみて私は思い出しました。

 そういえば、小学生の妹がハムスターを飼いたいと言って母にせがんでいた。母は反対していたけれど、母さえ説得できればうちでなら飼えるはずだ。世話は妹がするだろうし。そこで引取り手を名乗り出て、強引に母を説得し友達の実験が終わった後、ハムスターを家に連れて帰ることになりました。ハムスターを受け取る日、友達は私に「この子は賢いよ。迷路も3回で覚えたから。実験で証明したから。」と言いました。簡単な迷路ならすぐ覚えてしまうようです。

 受け取るときに私はハムスターの他にケージとハムスターの巣(車の形のもの)と餌など飼育セット一式をもらい、先生が飼育方法を教えてくれました。そうして晴れて家に一匹のジャンガリアンハムスターを連れて帰りました。ところが…。妹の口からとんでもない言葉が出たのです。「ロボフスキーが良かった…。」どうやら種類にこだわりがあったようです。

「この子だってかわいいじゃない!」といっても妹はすねて部屋に閉じこもるばかり。そんな妹に腹を立て、「いいよ。じゃあ私が飼うから。」と宣言したのが私がハムスターを飼うことになったきっかけでした。そしてこの後、私は一匹のハムスターからいろいろ学ぶことになったわけです。

続きは次回。

2003.02.17

(筆者都合により今回で終了です)
御厨夏奈子

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