繁華街ブルース by 小林一之助

繁華街ブルース
営業での出張経験を生かして地方の繁華街を参考にした「接客術」を検証。特にキャバクラや風俗系の女性の接待術には目を見張るものあり。地方繁華街の特色やちょっぴりエッチな話題など織り交ぜお届けします。

キーワード:繁華街,飲み屋,パブ,接待,接客,ビジネス,アフター5

繁華街ブルース

26 深夜のラーメン
25 怪しげなパブ(考察)
24 期待はずれ
23 キャバクラ営業
22 客引き
21 深夜の電話
20 キャバクラ嬢の気持ち(2)
19 キャバクラ嬢の気持ち(1)
18 札幌のテレクラ(2)
17 札幌のテレクラ
16 お見合いパブ
15 レンタカー
14 派遣
13 ピンクチラシ
12 ビジネスホテル
11 ぼったくり(その2)
10 ぼったくり(その1)
9 怪しげなパブ(2)
8 怪しげなパブ(1)
7 仙台国分町
6 スーパーキャバクラ
5 キャバクラについて(2)
4 キャバクラについて
3 百年の孤独
2 札幌の夜
1 すきタン
00 ススキノ

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老人ホームの裏事情

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チャットレディー“すずね”

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知って得する労働法

週刊マナー美人

常識ぽてち

女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

四柱推命による人生相談

お店で買うにはちと恥ずかしい


創刊:2002.01.20
訪問者数:
更新:2009.07.07
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第11回

ぼったくり(その2)


あやしいこと、この上ない雑居ビル
そこへ4人のカモは「協会の人」の案内でやってきた。
「協会の人」は、しきりと携帯電話でなにやら話している
ノコノコついてきたのも悪いのだがこの男の手際も、正直あまりいいとはいえない

我々の仲間の一人は、すっかりその気になっていてしきりと、システムを聞いている
私と、もう一人は「どーも変だ」というかんじがしていた
が、
やはり「スケベ心」と「好奇心」には勝てず
「大丈夫かな?」とは思いながら帰ろうとはいわずに一緒についてきている

エレベータに案内され
あやしげな雑居ビルの上へ
入り口の見た目はスナックのようなかんじ
恐る恐る中へ入る
「協会の人」の仕事はここまでである
店の中まではついてこない

その気になっていた彼は、まっさきに中へ入っていく
カウンターが並ぶ席と
テーブル席もある
薄暗い店内に、
数人の女性が見えた
その奥にはなにやらカーテンで仕切られた場所が..
「いらっしゃいませー」と声がした

その時である
一番最後に店にはいろうとした仲間が
(「怪しげなパブ」の回で登場した男である)
突然、「腹が痛い!、ちょっと待ってくれ!」
と言って、お腹を抑えて入り口でうずくまってしまったのだ。
私はピンときた
「大丈夫か?トイレへ」と彼をだきかかえるようにして外へでる。
こういう雑居ビルでは
たいがい、トイレは共有で店の外にある場合が多い
これが幸いした。

先に中に入ってしまった2人に声をかける
「こいつ、駄目だから、出よう!」
すでに椅子に座っていた奴もいたのだが
とにかく一大事だということで4人とも外へでる
エレベータに乗っても、彼は腹痛のまま
ようやくビルの外へ出た

外へ出ると、嘘のように腹痛はおさまったようだ
(って嘘だったのだから当然だが)
開口一番「あそこ、ぜってーやばい」
だそうだ。
私は、この男の行動にはピンときたが
いまだに、あの店のどこがどう「危険なにおい」がしたのかは
わからない。
もしかしたら、すごくまともな店だったのかもしれない。
が、この場は彼を信用することにしよう。

その夜は、もう1軒、ごく普通の居酒屋で飲んで帰った。
危ないところを救われたのだろうか?
どうだったのだろう?
とか思いながら、ホテルへ帰る

部屋の中で、
いろいろ観光案内のチラシをみていると
その中に、下敷きに入れられた紙に
大きく赤字で
「観光協会を名乗る人物は、単なる客引きでついていくと100%ぼられます。
札幌市ではそういう人物の派遣はいっさいおこなっておりません。
間違ってもついていかないようにしてください。
 -札幌観光協会-」
と書いてあった。
今から数年前の、まだすすきのをよく知らなかった頃の思い出である。

2002.06.11
小林一之助