繁華街ブルース by 小林一之助

繁華街ブルース
営業での出張経験を生かして地方の繁華街を参考にした「接客術」を検証。特にキャバクラや風俗系の女性の接待術には目を見張るものあり。地方繁華街の特色やちょっぴりエッチな話題など織り交ぜお届けします。

キーワード:繁華街,飲み屋,パブ,接待,接客,ビジネス,アフター5

繁華街ブルース

26 深夜のラーメン
25 怪しげなパブ(考察)
24 期待はずれ
23 キャバクラ営業
22 客引き
21 深夜の電話
20 キャバクラ嬢の気持ち(2)
19 キャバクラ嬢の気持ち(1)
18 札幌のテレクラ(2)
17 札幌のテレクラ
16 お見合いパブ
15 レンタカー
14 派遣
13 ピンクチラシ
12 ビジネスホテル
11 ぼったくり(その2)
10 ぼったくり(その1)
9 怪しげなパブ(2)
8 怪しげなパブ(1)
7 仙台国分町
6 スーパーキャバクラ
5 キャバクラについて(2)
4 キャバクラについて
3 百年の孤独
2 札幌の夜
1 すきタン
00 ススキノ

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整体マニアックス2

ファミレス様、覚悟せよ!

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老人ホームの裏事情2

老人ホームの裏事情

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女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

四柱推命による人生相談

お店で買うにはちと恥ずかしい


創刊:2002.01.20
訪問者数:
更新:2009.07.07
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第24回

期待はずれ


旅先で取引先の方や同業者と飲みに行くことがある
お互いに「接待」というわけではなく
割り勘で飲むケースだ
地元の営業マンはさすがに店をよく知っている
私が札幌を一人でも飲み歩きできるようになったのは
こうした同業者、またはお客様のおかげである
地元の方々は私が遠路はるばる東京から来ているのを知っている
私に土地勘はなく、飲み屋についてもしらないと思う
当たり前であるし事実そうである
そういう人は、実に親切に「いい店」に連れて行ってくれるのだ
普段、彼らの同僚には決して教えないような
「秘密の場所」を教えてくれる
「東京から来た人」に「札幌っていいところだ」と思ってほしいからである

1次会では割と普通の店が多い
この連載に何回は登場している「達人」はあまり酒が飲めないので
2次会から「キャバクラ」へいきたがる
加速したいのだろう(なんの加速だ?)
こいういう人の場合、なんとなく波長があうのでそれでいい
が、すごく真面目な人も実はいる

1次会で、適当に酔った私に
「私の知ってる店へ行きましょう」と誘ってくれる
私は「達人」との経験があるので
「その手」の店を期待する
すすきのには雑居ビルがたくさんある
そんな雑居ビルへ連れて行ってくれる
「小さな店なんですが。。。」と前置きされるが
その怪しげなビルの雰囲気から
やはり期待してしまう
が入った店は、オヤジが一人で切り盛りしているような
「おでんや」である
たしかに、食べ物はめちゃくちゃうまかった
が、なんとなく期待と違ったのだ
そこで、飲んでいるうちに
「じゃ、次へ」ということになった
タクシーを呼んで、再びすすきのの街を走る
着いたのはやはりあやしい雑居ビル
スタスタと彼は歩いて私を導いてくれる

今度はバーのようである
カウンターに座り
カクテルと軽いつまみを頼む
静かで、ジャズのかかるようないい雰囲気の店である
たしかに、雰囲気はいい
女性とくるなら最高かもしれない
が、相手は同業のオヤジである
なんとも色気がない

私的には、やはり少し色気がほしい
すすきのでいう強烈なキャバクラまではいかなくても
スナック程度で女性と会話したくなるのだ

しかし、ここまで来て
ようやく気が付くのだ
この人とは前に飲みに来た時も、こうだった
だから、こういういたって真面目な人なんだと
このあといくらついていっても
おそらく、こういう店にしかいかないだろう
適当に理由をつけて一人になってしまったほうがいい

「明日、早いのでそろそろホテルに帰ります」
とかなんとか言って
とにかく解放された

それから
すこーしだけ色気のある店に行く
スナックが多いが女性のつくようなスナックだ

しかし、今考えると
彼の連れて行ってくれた店は
どれも食べ物は一級品の美味さだった
酒も美味い
いい店だったのだ
彼にしてみれば「とっておき」のいい店に連れて行ってくれたのだろう
スケベ心で「女性のいるところ」とばかり思っていた私は
実に失礼な奴だった

もう一度あの店へ行きたいのだが
その彼はすでに転勤になってしまい札幌にはいない
いまさら聞くこともできず
結局、苦い思い出だけが残っているのである

2002.12.12
小林一之助