万能の神!もうたくさんです! by 日野原公路

万能の神!もうたくさんです!
時代の閉塞感の中で何とか生きて行かなくてはいけない私達。このメールマガジンは、そうした泥沼の中を生き抜く私達のためのいわば暗黒の「天声人語」になればと思います。一筋の光が見えますかどうか、さて?

キーワード:サブカルチャー,B級,本音,消費文化,不幸,政治,行政

新着コラム

11 やっぱり魚は馬鹿だった?(後編)
10 やっぱり魚は馬鹿だった?(前編)
9 文脈の冗談
8 わ・る・い・ひ・と!
7 唐突ですが、たまごっち!
6 お金に関する秘匿の話
5 パラパラに見る「みんなと同じ」の恐ろしさ
4 ドラえもんの悲劇
3 祝・せんだみつお復活!
2 不幸だった人達が書いた本について
1 匙2つ(さじふたつ)
0 創刊にあたって

発行部数
 

たまごや

美容と健康と食

きれいになっちゃお

整体マニアックス2

ファミレス様、覚悟せよ!

高齢化社会

いきいき介護ライフ

老人ホームの裏事情2

老人ホームの裏事情

国際化社会

ブルゴーニュ通信局

誰でもなれる国際人

小口輸入支援

オトコとオンナ

チョコレートカクテル

不倫のススメPart2

チャットレディー“すずね”

毎日のお役立ち

知って得する労働法

週刊マナー美人

常識ぽてち

女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

四柱推命による人生相談

お店で買うにはちと恥ずかしい


創刊:2001.01.05
訪問者数:
更新:2011.02.16
デジタルたまごやトップ

第3回

祝・せんだみつお復活!


せんだみつおが復活した。これは頑張って欲しい。彼は70年代を代表するお笑いタレントであることは間違いなく、彼がいなかったら現在のお笑いの勢力図というのも少なからず変わってくるようにも思えるからだ。しかし、80年代、90年代を通して、今ひとつパッとせず、話題になったと思ったら、当て逃げというのだから皮肉なものである。

 さて、その彼であるが、意外にも辞書に載るような言葉の発案者である。一説によると、「ワンパターン」という単調さやマンネリを意味する言葉は70年代に、彼が番組で初めて使って広まったらしい。私の手元にある新明解国語辞典でもワンパターンの項目は存在する。ただしせんだみつお氏が初めて使ったとは勿論書いてはいない。

 ある番組のオーディションのコーナーで、彼はこの言葉を初めて使った。審査員の一人が、出演者に「あなたも、せんださんのような立派なコメディアンになりたいのなら・・・」と発言した。するとせんだみつおは謙遜して、「いえ私のギャグはワンパターンですから。」と返したが、不思議なくらいにこれが大ウケしたのである。というのもこのワンパターンという言葉は、この時点では、日常で使われるような言葉ではなく、ギャグに限りなく近い感覚で、この時初めて使われたからだ。

 これは、元々ギャグとして使われた言葉が、次第に日常に定着していった代表的な例であると思う。最初はギャグであった言葉が、日常に使われる言葉として認知されていくという時代の流れを、せんだみつおを通して感じることができるとは、なんだか感慨深いものがある。

 ある意味で戦後の風俗の一コマを代表する存在であると思われるせんだみつおには、これからも、ひっそりとで良いから頑張って欲しいとおもう。そうしないと、現在においてさえも、彼のキャラクターは少し濃すぎるので、食傷気味になりやすい。ひょっとしたら、時代が本当にせんだみつおに追いつくためには、まだまだ時間が掛かるのかもしれない。

2001.01.19
日野原公路

スポンサード リンク