万能の神!もうたくさんです! by 日野原公路

万能の神!もうたくさんです!
時代の閉塞感の中で何とか生きて行かなくてはいけない私達。このメールマガジンは、そうした泥沼の中を生き抜く私達のためのいわば暗黒の「天声人語」になればと思います。一筋の光が見えますかどうか、さて?

キーワード:サブカルチャー,B級,本音,消費文化,不幸,政治,行政

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創刊:2001.01.05
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更新:2011.02.16
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第5回

パラパラに見る「みんなと同じ」の恐ろしさ


20世紀最後の流行語大賞のトップテンにパラパラが選ばれた。パラパラというのは、参加者全員が寸分違わずに同じ振り付けで踊るダンスの一種だ。

 皆同じ振り付けで動いているというのは、ある意味でコミカルで可愛らしいかもしれない。

 しかし、どうも僕は、その裏側に全体主義的なものを感じてしまう。実際、踊っている人達はそうしたことを微塵も思っていないに違いない。が、反対に微塵にも思っていないからこそ恐ろしいのではないかと思う。

 というのは、権力装置というものはあらゆる手段を用いて、人々をある一つの方向へ束ねようとするからだ。束ねられる側に意識させずとも束ねる方法などは、権力の側が本気になればそんなに難しいことではない。

 これから年を取ってギャルを卒業しなくてはいけない、パラパラを踊っている今のお姉ちゃん達も、そうした権力に絡め取られる可能性が無いとはいえない。そうしたときに、彼女たちは、昔の振り付けと同じように、権力装置が植え付けた価値観を一斉に唱和するのだろうか。

 このブームが誰によって操られているかは定かではない。が、ただ一つ言えることは、他人と同じ事をすることが、結構本質的な快感に繋がるのではないかということだ。

 この「みんなと同じ」という格言は、ひょっとしたら、最強なのかもしれない。それによって、回りからはじかれることもなくなり、その中にいる自分に心地よさをも提供してくれる。

 しかし、まさにそうした心地よさこそ、権力の側がつけ込みやすいポイントなのだと思う。それは、異分子を弾きだすための社会的な装置にとって一番都合の良いコンセプトとなり、平板なありきたりな世の中を生み出す危険性を多分に孕んでいるからである。

2001.02.02
日野原公路

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