万能の神!もうたくさんです! by 日野原公路

万能の神!もうたくさんです!
時代の閉塞感の中で何とか生きて行かなくてはいけない私達。このメールマガジンは、そうした泥沼の中を生き抜く私達のためのいわば暗黒の「天声人語」になればと思います。一筋の光が見えますかどうか、さて?

キーワード:サブカルチャー,B級,本音,消費文化,不幸,政治,行政

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創刊:2001.01.05
訪問者数:
更新:2011.02.16
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創刊にあたって


「万能の神!もうたくさんです!」というこのマガジンのタイトルは、ジュール・ヴェルヌが1870年に発表した小説「海底二万里」に登場するノーチラス号の船長であるネモが発した最後の言葉から採ってみた。この小説はタイトルだけは有名だから、「うー潜水艦が・・・」というところまでは連想する人は決して少なくないと思う。私自身はといえば、小学生のときに映画化されたものをさらに小説化したものを途中まで読んだ記憶しかなかった。正直な所、これを一通り読んだのは20代の後半になってからのことである。

 この言葉を発したネモ船長は世界最強の潜水艦ノーチラス号を設計し建造する。そして、世界各国を敵に回しながらも暗緑色の深海をひたすらと突き進むというのが話の筋である。このネモ船長は作者ヴェルヌの理想とする人物らしく、勇敢で知的でありかつ静かな狂気を秘めた冷静沈着な人物として描かれている。

 さて、この物語のクライマックスは、おそらく他の有名な長編小説がそうであるように、その題名の知名度ほどに知られていないと言っていいと思う。それはノーチラス号とこれを追いつめようとする軍艦との戦いである。この戦いにおいてノーチラス号は恐ろしいほどに易々とこの軍艦を撃ち砕いてしまう。そうした一連の惨劇が繰り広げられた後で、ネモ船長がこみ上げるすすり泣きを押さえながらつぶやいたのがこの冒頭の言葉なのである。世界を敵に回しても対等に渡り合えるほどの力を持ってしまったネモ船長の最後の悔恨の言葉だったといえるかもしれない。

 さて、このネモ船長と全く同じ立場や状況とはいかなくても、私たちも彼と同じような言葉を発してみたいという欲求に駆られるときがある。彼のように世界全体を敵に回すとまでは行かないまでも、「ひょっとしてこうした考えを持っているのは自分だけなのか!」と万能の神に対して訴えてみたい瞬間がある。このメールマガジンでは、この世の中を作った万能の神に対して何かひとこと言うことが出来ればスッキリとするような事を書ければいいと思っている。私はネモ船長に遙か遠く及ばないかもしれないが、思わずこのように叫びたくなるような事を私なりに拾い上げてみたいと思うのである。
日野原公路

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