エンタメギョーカイ事件帖 by あおいさんご

エンタメギョーカイ事件帖

現役クリエイターがテレビや映画、演劇などメディアの現場で見聞きしたことを生々しくリアルに紹介。エンターテイメントに興味ある人だけでなく業界人を目指す人にも幅広く参考になります。真実だからこそ面白い、エンタメギョーカイ事件帖。

キーワード:映画,演劇,テレビ,シナリオ,企画制作,自主映画,俳優,オーディション

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創刊:2003.05.03
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更新:2008.11.20
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第2回

アイドルとカメコ


アイドルというのは「idol」だから偶像であり、崇拝すべき対象なのだけれど、同時に「idol」には「誤った認識」という意味もあるみたいだから、本質は違うというわけで、あくまでイメージであり、作っているものだということを忘れてはいけなくて、一種のショウだと思えば、健全なつき合いができるってことなんでしょうが、そんなアイドルと呼ばれる人々(いわゆるオンナの子)を支えていえるのは、10も20も年上の男性で、経済的に自立して余裕がある人々だといわれている。

彼らこそ、プロ仕様のカメラを持ち、彼女たちを綺麗に撮ることに心血を注ぐいわゆる「カメコ」と呼ばれる人種だ。

いきなり批判的な書き方だからといって、変態というわけではない。これも市場なので全然非難する気はないし、確かにアイドルは可愛い。萌える。ただ、いいたいことは、「カメコ」というのは、ある意味その道のプロなので、アイドルは偶像であることを知っているから逆にたちが悪いということだ。

彼らは、応援し、追いかけるのは「自分に都合のいい偶像だから」という動機を持っているのだが、それは裏を返せば「自分の理想でなくなれ」ば、追いかけるのをやめてしまうことを意味する。つまり彼らにとってアイドルは「消耗品」という意味も持っている。趣味だといえばそれまでだが、相手は人間なので開き直られてもかっこよくはない。

たとえば、現在アイドルの主流であるグラビアの女の子たちが、年齢を重ねるにつれて、段々服を着ていくようになり、バラエティ番組に出、ドラマに出、媒体の露出が多くなるとともに素肌の露出は減っていくようになる。すると「カメコ」たちは「卒業」と称して、次のアイドルへと興味を移していく。

「入学」もしてないくせに「卒業」はないと思うが、この場合は「出世」なので悪いことはない。市場としてもっと深刻なのは、水着でいるうちも安心はできないことだ。「カメコ」は先述したとおり、自分の期待通りの作品でなければ、買ってまで応援はしてくれない。写真集であれDVDであれ、いまやネットに落ちまくっているからそれをゲットすればいい。

ここまでくるとアイドルは「idol」ではない。単なるネタで、グルメな彼ら全員に購入してもらうのは至難の業となる。で、必然、販売部数は低めに設定されていくことになる。

具体的にいえば、DVDなら1000枚、写真集なら3000部がボーダーラインだという。このラインで製作予算を組んで、それ以上売れれば大喜びというのが現在のアイドル市場の現実。CDや出版よりも、そもそもの狙うパイが小さいから決しておいしい商売ではないし、それはアイドル側からも同様だ。いつまでも水着で売っていく子はいるわけがない。

それでも出世するためにはメディアや人が注目する必要があるので、最初のうちはグラビアで水着を見せて、イベントを何度も行い、撮影と握手とサインを餌にファンを集めて、DVDを買わせる。その時期一番人気のあるアイドルで、500人程度のファンが集まるからバカにできない。そうして段々彼女たちの媒体露出が多くなる。そうなればイベントの回数も減る。「カメコ」はこのあたりで考える。

「もうだいぶ自分とは遠いところへ行ってしまった」

「卒業」するのはそういう理由もあるようだが、これはことばの選び方が綺麗すぎる。応援している子が出世することが「自分が捨てられる」発想へ繋がるのは、なんともネクラとしかいいようがない。

2003.06.06
あおいさんご

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