エンタメギョーカイ事件帖 by あおいさんご

エンタメギョーカイ事件帖

現役クリエイターがテレビや映画、演劇などメディアの現場で見聞きしたことを生々しくリアルに紹介。エンターテイメントに興味ある人だけでなく業界人を目指す人にも幅広く参考になります。真実だからこそ面白い、エンタメギョーカイ事件帖。

キーワード:映画,演劇,テレビ,シナリオ,企画制作,自主映画,俳優,オーディション

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創刊:2003.05.03
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更新:2008.11.20
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第5回

映画祭というイベント


とある映画祭の実行委員をやっている。PJ映像祭というインディーズ映画中心のコンペティション型映画祭だ。主宰は劇場:テアトル池袋、雑誌:ピクトアップ、CS:エンタマニア、ネット:シネトレの4社で、メディアミックスしながら宣伝展開していくタイプのあまり見かけない形態をとっている。

インディーズ系の映画祭というと、日本ではPFF(ぴあフィルムフェスティバル)が有名だが、最近では全国津々浦々数多くのお祭りが存在している。

要するに、ブームなんである。そしてブームには乗っかるのが企業というモノで、このPJ映像祭もそういう色が見え見えである。もちろんぼくもその一人であるわけだが、なにが悪い、と開き直ってみる。

そもそも日本だけではない、実はアメリカでもフランスでも、大規模な映画を作る前には、ほとんどの監督が同じように自分で金を持ち出して、短篇を撮ったりしている。

営業のためである。どういう映画を撮るのか? どういうポテンシャルがあるのか? 資質を投資家やスポンサーにアピールし、プレゼンテーションするために、インディーズでとりあえず作る。難しいことはない。デジタルビデオの普及で、映画は簡単に作れるようになった。

インディーズ映画祭というものの役割は、実はそういうところにある。どんなに大規模な映画であっても、予算の制限や時間の制限は必ず付いて回る。つまり、与えられた環境の中でどれだけのことができるか。もしこの監督に1億円与えたら、どれだけの仕事ができるのか? 

映画祭を開催するとき、特にインディーズ系のものを想定するときには、こういう信念がなければとても続けていかれない。

インディーズ映画は、その性質から必然お客さんを呼びにくいのは否定できないから、いずれ金銭面ではどんどん逼迫してにっちもさっちもいかなくなる。自分が苦しいときに、人のことを心配してやる必要はない。

ない。ないのだが・・意義はある。だから、集客するための企画が大事になってくる。今回のPJ映像祭は去年の夏の段階から、ただそのためだけに効果的な戦略を考え続けてきた。

本来、コンペティションともなれば、まず応募されてきた作品を審査する作業も必要になるから、作品数が集まらなかった? 集まっても駄作ばかりだったら? と心配は尽きないのが普通。だから作品集めのスキームを会議で話し合ったりするのが本当だが、ぼく自身は勝つ自信があったからどうでも良かった。

人は楽しそうなところに集まってくるものだ。であれば、イベントとしての盛り上がりのほうが大事であると主張し続けた。予想通り応募作品は250本を超えた。これは日本全国でも5本の指に入る数だ。

PJ映像祭は7月26日から8月1日までテアトル池袋で開催される。朝から晩まで映画祭一色・・これはとても勇気のいることだ。劇場が朝からインディーズ映画祭?逆にいうと、そういうことをしても、収益をあげられる算段があるということである。

裏。裏である。こういうことは、裏から見ると、「やりたいこと」が見えてくる。公式サイトを訪れて、ぜひ自分の目で確認してみてほしい。
http://www.pj-f.com/pj-f/index.htm(現在リンク切れ)

誰だって最初は無名。有名になるにはチャンスがいる。そしてチャンスを提供するのが、企業の役目だとぼくは思っている。金がなければ頭を使い、情熱を見せれば人が集まる。そういう、クリエイティブの根本を見せてくれる映画祭だ・・・と自画自賛ですいませんな。はっはっは。

2003.07.18
あおいさんご

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