サクラジロウことだま放浪記

全ての答えはことわざの中のある。真理は名言のなかにある。長い時代を生き抜いた言葉には何か不思議な力があるのです。1つのことわざに1つのエピソード。不思議主人公サクラジロウが織りなす言霊の真実。

サクラジロウ

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サクラジロウ自己紹介

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サクラジロウ
ことだま放浪記

19 終わりを始めに慎む
18 良い内から養生
17 不幸は決して単独ではこない
16 灯台下暗し
15 人は見かけによらぬもの
14 恋は思案の外
13 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
12 盆を戴きて天を望む
11 年寄りの言う事と牛の鞦(しりがい)は外れない
10 上戸は毒を知らず 下戸は薬を知らず
9 すずめ百まで踊り忘れず
8 禍福はあざなえる縄のごとし(後編)
7 禍福はあざなえる縄のごとし(前編)
6 年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず
5 人間万事、塞翁が馬
4 春眠 暁を覚えず
3 焼け野のキギス夜の鶴

2

虎口を逃れて、竜穴に入る

1

袖すり合うも他生の縁

0

己の欲せざる所は、人に施すことなかれ

第15回

人は見かけによらぬもの


 ちょっと和風テイストの個室。天井には大きなハリ。
アンティークな感じと居心地のよさが同居する空間。
魚をメインにした献立。
机も皿も目立ちすぎないぐらいの適度さでこっている。

 よくある居酒屋の風景。

 男はサクラジロウともう一人。3歳年上の先輩。
女は3人。昔から仲の良い友達が久々に集まった。

 よくある飲み会の風景。

 昔話に花が咲き、それにおいしい料理が手伝って話が弾む。
先輩は長いトイレから帰ってこない。楽しくて飲みすぎたのだろう。
宴もたけなわ、テーブルでチェックを済ませている時、それは起こった。

 ドーン!という激しい、何かモノが倒れたような音がした。
個室の外を見てみると、先輩が血まみれで倒れていた。

 『何事ですか』店員がたずねてくる。
なにが起こったのかは分からない。
突然、先輩が頭から血をだし倒れていたのだ。
ただ、一つ分かっているのは―救急車を呼ばなければいけない。。

 5分もたたないうちに、救急車が到着する。
救急隊員の声は異常に大きく
『どうしたんですか?』『なにがあったんですか?』
と血まみれの先輩に、まるで刑事が犯人に自白をせまる時のように執拗に尋ねる。
 多分、意識が遠のかないように配慮しての事だろう。

 女友達三人を残し、サクラジロウは一緒に救急車に乗り込む。
病院に入る時、たくさんの野次馬が見に来ていたのが、妙に腹立たしかった。

 結局、脳には異常なく、額を三ハリ縫って治療は終った。
原因は、疲労。仕事の疲れに、酒が後押しいて倒れるに至ったということだった。

『頭を強く打っているので、寝ている時にいびきをかくようだったら、それは危険信号です。その時は、すぐまた病院にいらして下さい』
と医者が言うので、サクラジロウは一人暮らしの先輩の家に泊まる。

 先輩は痛がってはいるものの、意識ははっきりしているみたいで『迷惑かけて、ごめんな』と言い、すぐ眠りに入る。
 いびきをかくかどうか見張ってないといけないので、サクラジロウは眠れない。
 しかし、ほどよい酔いと、退屈さに負け、朝方4時ぐらいに眠りに落ちる。

 朝7時に『ハッ!』と起きると、毛布がかけてある。
先輩が夜中に起きて、かけてくれたのだろう。
どっちが看病しているのかわからない。

 10時に先輩も起き、昨夜の出来事を話す。
先輩はトイレで倒れ、助けをもとめようとトイレの外に出たところで、また倒れてしまったとのことだった。
 トイレからでて、倒れるまでの記憶はなくなっていた。

 この事件で一つ改めて発見した事がある。
血まみれになった先輩を抱え上げ、自分も血にまみれるのもかまわず、先輩の頭が動かないよう必死で支え続けていたのは、いつも派手な格好をし、『人生お金よウフフ♪』と言ってはばからない女友達だった。
 長い間の付き合いでも、新たな発見はたくさんある。

教訓―『人は見かけによらぬもの』
(人間は、うわべだけでは善悪がわからないものだということ。人間の能力や性格は外見だけでは判断できないという事)

多謝

2002.10.05

サクラジロウ


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創刊:2002.03.01
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更新:2013.06.06
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