週末ロリィタの掟 by 宮木亜矢子

週末ロリィタの掟

ロリィタとは何か?ロリータとどう違うのか?ロリコン、ロリィタを正しく理解する為のマガジンです。

キーワード:スタンリーキューブリック,美学,幼女,女性,ウラジーミルナボコフ,ファッション,ロリータ,ロリコン

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創刊:2002.10.12
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更新:2008.11.20
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第9回

ロリィタにおける異端、メイド


ごきげんよう、宮木亜矢子です。今回は前回の予告とは違った内容になります。ご了承ください。

以前に「ネタ詰まり」と書いたところ、何度かメールを頂いているマゾヒストの読者の方から、「ロリィタとSM」というテーマはいかがだろうか、というお話を頂きました。清純派メルマガを目指しているので、ちょっとそのままだと使えないなぁ、と悩んでいたのですが、SMとまでは行かなくとも、主従関係に憧れるフシはあるのではないかと思ったため、今回のテーマは主従関係の「従」の方、「メイド」にいたします。

新宿に店舗を持つ「IZYUM(イジューム)」というブランドは、オーダーも受け付けてくれるため、固定ファンの方が沢山いらっしゃいます。商品の品揃えは、デコレーションの少ないシンプルなロリィタ服が主ですが、中でも目を引くのが「・・・・これって、店員さんの・・服・・・?」と思うようなもの、そうです。メイド服です。

メイド服がよく判らない人のために例えを出すならば、ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」にいるキャストのお姉さんが着ているあのドレス、そして、「アンナミラーズ」の女の子の制服などです。

そのメイド服と呼ばれるジャンルのファッションは、なぜかロリィタブランド、特に個人作成メゾンなどでよく見かけます。「メイド服」と名打ってはいないにしても、大手ブランドでは「アクセサリー小物」のジャンルにフリルの付いたエプロンが売っていたりします。エプロンは、黒いワンピース(白い丸襟などがついているとなお良い)をあっという間にメイド服にしてしまう魔法の小物です。

わたくし自身メイド服は一着も持っていませんが、「メイド」というジャンルはロリィタの中に確実に存在しています。お姫様風ロリィタと比較すると、メイドジャンルはロリィタカテゴリの中では珍しく、男の子の評価も高いのです。
ゴシックロリィタで全身を固めた、ちょっと顔の造作が不自由な女の子を見て、「きもちわるい」とか本人に聞こえるように言ってしまうデリカシーのない男の子でも、同じ女の子がアンナミラーズで働いていて、アンナミラーズの制服を着てミートパイを運んできてくれたら、「かーわいー」などと思いながら、彼女がフォークを落として拾おうとして屈む瞬間にパンツが見えるのをウキウキしながら待つでしょう。

また、「ドカベン」のロングセラーで有名な「少年チャンピオン」という少年漫画雑誌には、出てくる女の子が全部メイド(若干一名セーラー服)という、異常なまでにメイドにこだわった漫画が連載されています。あまりにメイドにこだわりすぎているため、お話は全然面白くないのですが、「ドカベン」の少年チャンピオンですので、マニア向けの雑誌というわけでもありません。
一般的に、男の子はメイドが好きなのです。

反対に、メイド服を好んで着るロリィタは、「男の子はメイドが好きだから」という理由でメイドの恰好をしているわけではありません。彼女達は「メイド服を身に纏った自分」が好きなのです。これはロリィタカテゴリの中にあるのですから、当然のことと言えば当然なのですけれどね。

メイド服は、ある意味精神的拘束衣であると、わたくしは考えています。今の日本のことですから、メイド服を着ていても別に誰に遣えている訳でもありませんし、特殊な趣味を持たない限り、身も心も特定の人に従わなければいけないということもありません。メイド服を着る女の子は、その衣服で精神と身体の自由を少しだけ自ら拘束することによって、抑圧のイマジネーションを楽しんでいるのではないでしょうか。

わたくしがここで述べたのは、あくまで「ロリィタ」の1ジャンルとしてのメイドについてであって、ただ単にコスプレイヤーの人がコスプレのためだけにメイド服を着たり、個人経営娼婦が客引きのためだけにメイド服を着たり、というのはロリィタとは呼びませんので、一緒になさらないでくださいね。

余談ですが、わたくしの祖母は財閥系のお屋敷に勤めていた本物のメイドだったそうです。メイドという職業が日本にあったことに非常に驚きましたが、彼女の場合は和服にエプロンだったそうです。とりあえずエプロンは普遍なのですね。

それでは、次回こそ「ロリィタファッションをするために〜実践編」をお送りしたいと思います。ごきげんよう。

2003.02.09
宮木亜矢子

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