嫌い!キライ!- 大谷めぐる-

あれも嫌い、これも嫌い。でもなんで嫌いなものってあるんだろう?嫌いなものを深くそして愛をもって観察し、嫌いの哲学を語る「キライナモノライター大谷めぐる」のスーパーエッセイ。

大谷めぐる

発行部数

あなたもライターになれる

 

嫌い!キライ!

20 改まったご挨拶
19 肩凝り
18 態度の悪い店員&客
17 悪ケータイ族
16 掃除
15 虐待
14 ロマンチック
13 ダイレクトメール
12 争いごと
11 後悔
10 .
9 大学イモ
8 高いところ
7 一部の実年層
6 歯医者
5 オバケ
4 キツイ香水
3 マニュアル

2

眠れない夜

1

虫全般

第9回

Today's Special:大学イモ

理由:トラウマなんです。


あたしはイモ類が好き。もちろんサツマイモも。正式名称は忘れたが 豚汁にサツマイモが入ったお汁は思い出すと夏でも食べたいほど好きだ。甘いものも好き。ゴマも好き。だが、大学イモだけはダメなのだ。考えただけで本当に「うぷっ」となる。

理由はすごくありがちで「嫌な想い出がある」のだ。小学生の頃は大好きではなかったが、それなりに好きだった。小学校から帰ってきた育ち盛りのあたしは台所にあるボウル一杯の大学イモを見つけた。母の姿は見あたらないが イモはまだ温かい。出来たてなのだろう。お腹が減っているので食す。あ、オイシイ。と 思ったが最後ものすごい勢いでボウルの中身を全て平らげた。

食べ終わってしばらくすると胃がムカムカしてきた。育ち盛りとは言えそんな量を食べた小学生の胃は破裂寸前。ものすごい勢いで食べた分をものすごい勢いで吐いた。未だにその時の感触が想像でクチの中に再現できる。自業自得とは言え 相当なトラウマになった。

上にも書いたがサツマイモは好きなのである。だが、大学イモを彷彿させる食感のものは やはり未だにダメ。例を挙げると 焼き芋、スイートポテト等。独特のサツマイモのもさもさ感を十分に発揮している。想像だけで胃がもっさりしてくる。

黄色い肌地につやつやきらきらしたあまーい表面。アクセントに黒ゴマ。あの宝石のような外見を持つ食べ物は目から脳。脳から胃袋へとかつての壮絶な想い出をまざまざと呼び戻してくれる。

想い出と食欲の戦いは少々ではあるが続いている。98%想い出のイヤさが勝っているのだがまだ心の2%で大学イモを食べたい気持ちがあるのでごくたまに挑戦してみるが一口を飲み込むまでに5分くらいかかってしまう。咀嚼100回以上は間違いない。壁はかなり高くそびえているようである。

2001.07.19
 
大谷めぐる

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更新:2008.11.20
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