かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第2回

早速のオーディション依頼


いつも通りに雑貨屋での仕事を終え、家に着いた。部屋のドアを開けると、留守番電話のランプが点滅している。

「友達からかな?」「実家からかな?」

部屋の電気をつけ、電話に近づく。

「ヨウケン 5ケン」随分多いメーッセージだなぁ、と思い、再生ボタンを押して用件を聞きながら着替えをしていた。

「1番目のメッセージ、○時○分」アナウンスが流れる。「お疲れ様です。お仕事のご紹介があります。大至急お電話をください。」事務所からの電話だった。

私は着替えも途中で、慌てて電話機に近づいて、耳をこらした。

その後も続けて同じようなメッセージが流れる。

え?もうお仕事の依頼が?何が何だか分からない状況なのだった。昨日、「コンポジット」が出来たばかりじゃないか。。。とにかく、電話をかけよう。早くかけないと、「お仕事」が逃げてしまうんじゃないかと思ってしまった。

慌てて事務所の電話番号の控えを探し、ダイヤルをした。

「もしもし!あのー、そちらに所属しているREYなんですけど。。。」

言葉が続かず、何を言ったら良いのか分からない。事務所からは、「連絡方法」という規則が書かれた用紙を最初に貰っていた。・事務所に連絡する際はフルネームで、電話をかける。・「おはようございます」の挨拶を忘れずに。以上の規則を全く忘れ、非常識な電話のかけかたをしていた。

しかし、そんな私の非常識さにも、明るく元気の良い声で、「おはようございます。REYさんですねー、ちょっと待ってくださいねー」と女性の声が受話器から聞こえる。

ドキドキしていた。何を言われるんだろう、と。少したってから、「マネージャーの○○です!お疲れ様ー」マネージャー?もう私にマネージャーが付いてるってことか?

「えー、とりあえず○日に○○のオーディションがあります。15時からです。予定は大丈夫ですかー?」

・・・平日じゃないか。無理だよぉーー。「えー、その日はちょっと仕事で都合がつきません。。。」「ハイ、分かりました。」「じゃあ、○日に○○社のパンフレットモデルのオーディションがありますが。。。」パンフレット!?その企業は、大手化粧品会社だった。受けたい。。。!が、その日も通常に、雑貨屋での仕事がある日。私は、そのオーディションの話しに興味津々だった。「何をするんですか?」言われたまんま、な言葉を、確かめるように、おとぼけな質問をする。「○○社さんの、新商品のパンフレット用のメイクモデルです。」どっひゃ〜〜。やりたぁ〜〜い!

すかさず私は、「日程をズラしてもらうなんて無理ですよねぇ?」少し引き気味に聞いてみた。「無理ですねー」とキッパリ言われた。「でも、そのオーディション、受けてみたいんですけど!」無理は承知で、強めに押してみた。私は、その化粧品会社に、以前からとても好印象を抱いていた。

そして初めて来た仕事の連絡に、こんな大きな企業のオーディションの話しが来るなんて、夢にも思っていなかった。しかも、こんな急に。

「まぁ、まずは書類選考がありますんで、それが通ってからの話しなんですけど。書類が通った場合のために、その日程を予め空けてもらう形です。」

そうかーー。オーディションを受けるには、書類選考を突破しなくてはイケナイんだぁ。。。

どうしても受けてみたい、そのオーディションのために、前もって会社には「○日は法事です」なんて、嘘をついておかなきゃいけない。でも、書類が通らなかったら、その嘘も台無しだ。一日が丸つぶれ。会社にも迷惑をかけてしまう。どうしよう。。。

早口で喋る、「マネージャー」に、とりあえず、「日程を確認してから折り返し、お電話します。」と言った。ワケの分からないことを口走ってしまった。「日程の確認」も何も、私には毎日決まった時間内働く仕事がある。

とっても迷った。初めての仕事の依頼は、私にとって、とてつもなく大きな話しに思えた。が、どうなるか分からない。というか、どうしたら良いのか分からない。

雑貨屋のオーナーの顔が頭をよぎる。私にとっては、とても親切で、頼りがいのある存在。裏切れない。。。「法事が。。。」と嘘をついた時の自分の顔が想像できる。口が曲がってしまいそうだ。。。

迷った挙句、私は受話器を取り、事務所に電話をかけた。「マネージャー」の声が出た。「REYです。すみません、日程的に無理なんです。」どうにかしてくれないのかと、少しの期待をし、恐る恐る言ってみた。

「分かりました。じゃあ、今回は書類出しません。」

案外、あっさりした返答だった。

その日は、他にもいくつかのオーディションの内容を言われた。「メモとってくださいねー」と言われて、必死に言われた内容を書き写すが、あまりにも早口で、要所要所を書くだけで精一杯。内容も、あまり覚えていない。専門用語らしき言葉も使っている。

聞きながら理解できたことは、オーディションの日にちが、全て、私の本業であった雑貨屋が休日と重ならない日ばかり、という事だけ。とにかく、何でもイイから「オーディション」を一日も早く経験したいが、とにかく日程が自分の休日に合わないのだ。

インパクトがあった、例の某化粧品会社のオーディションだけが気になって仕方ない。

それにしても、一日でこんな数のオーディションの話しが来るなんて、オドロキ以外のなにものでもない。

「受けてみたい!」そんな気持ちと裏腹に、雑貨屋での仕事に対しての責任感は普通に持っている。

「こりゃ、どうにかしなくちゃ。。。」どっちつかずの自分を腹立たしく感じた。そして、あまりにも急で、沢山のオーディションの勧めがあることに驚いた。

「この世界は、こんな感じが普通なの?」と聞ける相手もいない。自分が決めて行かなければ、全て半端になってしまいそうな予感もする。

でも、雑貨屋はそう簡単に辞められない。何を選択して良いのか分からない。

どちらが、自分にとって、ベストな道なの?と悩んだ。

2001.12.01

REY


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更新:2008.11.20
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