かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第6回

「ホウレンソウ」


「モデル」になって初めて受けて、受かったオーディション。初めてのお仕事の日がやってきた。

本番当日までは、まるで「合格」という判を頂いた気分で、嬉しさでいっぱいだった。

その日は早めに起きて、クライアントである、デザイナー学院が指定した洋服と、事務所から送られて来たFAXを持ち、現場に向かった。

現場の最寄の駅に着いた。FAXには、現場であるデザイナー学院の場所が地図で記されていた。

・・・が、見当たらない。現場である、デザイナー学院が!今更だが、私は方向音痴だったのだ。。。冷や汗が出てきた。“誰かに聞いてみよう”「デザイナー学院」なのだから、若者に聞いた方が良いはず、と思い、道端でたむろしていた若者に尋ねてみた。

「あ〜、そこを曲がって。。。」随分詳しく説明してくれた。良かった、良かった。少し早いが、入ってみよう。そう思い、学院の中に入ってみた。

受付を見つけ、「失礼します。○○エージェンシーから参りましたREYですが。」と、元気良く言った。受付のお姉さんは、キョトンとした表情で反応がない。あれ?と思い、続けて「今日、○時からのモデルを。。」と言いかけた時、「あ、ここは違うんです。」・・・へ?私の顔がキョトンとしてしまう。「もう1つ近くに○号館というのがありまして、そちらの方だと思います。」と、状況を把握してくれて、現場である学院に、ご丁寧にも私が来てる旨を電話で説明してくれた。その電話を待っている間、周りを見渡した。「インフォメーション」を見ると、「建築学科」などと書かれていた。どうりで、学院内に居る学生は、私の想像と少しかけ離れていた。

受付のお姉さんはそこまでの道のりが書いてある小さな地図を渡してくれた。地図が少し斜めにコピーされた簡単な物だった。多分、間違える人が多いのだろう。

御礼を言い、急いで現場へ向かった。今度は、建物のの名前も号番も確認し、中へと急いだ。曲がりくねった階段を上ると、受付があり、遠くから「REYさんですねー?」と女性が声を掛けてくれた。

「ハイ!申し訳ありません!」とにかく必死で謝った。その頃には、「入りの時間」(入る時間)ギリギリだったのである。

「では、こちらへどうぞ」と、受付の女性に促され、早足でモデル専用に用意してくれたと思われる更衣室に入った。慌てて着替えをしながら、「あ!」と思わず声を出してしまった。

・・忘れていた・・事務所からの「要項」。・自宅を出発する時の連絡・現場へ到着の連絡

私は急いで、バッグの中から着信音を消音にしておいた携帯を取り出す。まずい。。。事務所からの“着信”が10回程になっている。。。留守電のマークを無視して、すぐさま事務所に電話をした。

「スミマセーーーン!REYですーーー!」マネージャーは冷めた声で、一言。「連絡は忘れないようにしてください。」「・・はい・・」それ以上、言葉が出なかった。

マネージャーは、クライアントであるその学院に、何度も私が到着しているか連絡をしていたらしい。よって、私の今日の現場間違えからの行動は全て把握していたのだった。。。

「終了時にまた連絡ください。お疲れ様です」と言って電話が切れた。マネージャーの頭の線も、かなり切れていただろう。。。

何とか、仕事を終えたが、私の頭の中は「連絡」のことでいっぱいだった。

仕事を終えてから受付の女性、担当の先生、生徒たちに挨拶をし、足早に玄関へと向かった。正門から出た瞬間に、握り締めていた携帯から、事務所に残りの「要項」、・仕事終了連絡をした。が、特に何も言われなかった。それがかえってコワかったのだけど。

でも、まだ油断は出来ない。帰りの電車の中ではグッタリだったのだけど、自宅付近にさしかかった時に、最後の「要項」、・自宅到着連絡をした。

事務的なやりとりの最後に、「今日は連絡忘れてすみませんでした」と謝ると、あっけらかんと、マネージャーは言う。「初めは皆同じ!連絡も慣れだから。」「次回からは、必ず気をつけます。」

事務所では、モデルの実働時間をはっきりと把握できない。よって、モデル自身からの報告を頼りに、クライアントにギャラを請求するのだ。自覚がなさすぎた。モデルは芸能人とは違う。「個人事業主」にあたるのだ。こんなんじゃ、自分で自分の首を締めているようじゃないか。しっかりしなきゃ!

最後にマネージャーが言った。「私たちはね、モデルを守る身でもあるから。」

キューンと胸が痛んだ。まるで、学校で先生、或は仕事で上司に叱られてるような気分になっていたがそんな小さな問題ではないんだ、と。

昔、会社の壁に貼ってあった、クエスチョンな文字が身にしみた。「報・連・相」(報告・連絡・相談)の大切さを学んだ。改めて実感した。どうして、事務所ってあんなにウルサイんだろう、としか思えていなかった自分を反省した。

どんな仕事でも、そうであろうと思うが、特にこの仕事は「報・連・相」が1番の信頼に関るんだということを。。。

その日の仕事の内容は、新鮮で驚きの連続だったのだが、1番にしなければいけないこと、「自覚を持つこと」について考えさせられた。

「ホウレンソウ」

モデルをしていくにあたって、それからの私の教訓になった。

2001.12.29

REY


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更新:2008.11.20
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