かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第7回

ポージング


初めての仕事の後から、事務所との「ホウレンソウ」をマメに取り、新しいオーディションや仕事が、順調に進んでいっていた。「モデル」としての私の生活は、バタバタとしていたが、割と思い通りにこなせている。

しかし、ひとつ。初めての壁にぶつかった。


初めての仕事だった、デザイナー学院でのモデル。これは、初めて自分が「モデルになった」と実感できたものだった。

デザイナーの卵である、生徒さんたちに、先生が「今日のモデルをしてくださるREYさんです。」と、紹介してくれた。何百もの目が私を見る。

全くレッスンをした経験が無かった私は、少しその紹介にたじろいだ。だが、先生は流石だった。ポージングといって、よく雑誌で見かける何気ないポーズにも、レッスンをして積み上げた賜物なのだ。それは、モデル個人の「宝物」と言っても過言ではない。

自分を1番良く見せることを自分自身が知っていなければいけない。その「ポージング」を1つも持たずに、ステージに上がった。不安だったが、ここまで来たら仕方がない。どうなるか分からないが、事務所での方針である、「現場で覚える」ことを頭に置いていた。

リハーサルが始まった。

「立ち位置」といって、モデルが立つ位置を予め、テープで印してある。そこまでスタスタと歩き、立ち位置についたが、ずどうして良いのか分からないので、とりあえず笑顔満開で立っていた。

そうしたら、すかさず先生が、「では、まずポーズください」との声が飛んできた。マズイ・・・私は平静を装って、いつかどこかで見たポーズを取ってみた。その「いつかどこかで見た」ポーズは、忘れもしない、初めてのウエディング・ショーのオーディションで、他のモデルがやっていた、「モデル」っぽいポーズだった。

先生は、生徒さんたちに「あの動きをよく見てー!」と言う。その後、即座にポーズを変えない私を見て、「モデルさん、次はこんな感じでポーズをとってもらえますか?」と、困惑している私に、先生が横に立ち、自らポーズをとってくれた。見よう見真似で、次々とポーズを覚えた。

「よし、これでポージング5パターン、ゲット!!」と心の中で喜んだ。これを基本に、違うポーズをあみ出していこう。何とか、最後まで持たせることが出来そう・・・それまでの、「とりあえず笑顔」が「本気で歓喜の笑顔」になった。すごい安堵感があった。

それにしても、先生が教えてくれたポーズは凄かった。何がすごいって、ありがちなポージングではなかったからだ。雑誌でも、当時最先端をいっていたようなポーズ。片手を腰に当てたり。。。そんな物ではない、斬新なものだった。

脚を内股にして、顔は横にそむけ、表情は「こ馬鹿」にした感じ、と言ったら伝わるだろうか。「こんなのでイイの・・・?」当時は、本気で驚いていた。今でこそ、当たり前に人気女性誌やモード誌でよくあるポーズではあるが。。。私は先生を尊敬し、そして驚いたのだった。

休憩時間が入り、私は生徒さんたちが休憩する場所に行き、一緒に混ざり込んで休んでジュースを飲んでいた。人の気配がし、ふと横に目をやると、ニコニコしながら数人の生徒が近寄って来た。

目が合ったので、笑顔で軽く会釈をした。そうすると、突然「モデルさんって、いくら給料貰えるんですかー?」と真顔で質問された。

「その時によって違うんですよー」と軽くかわしたが、髪の毛をドレッドにした男の子が、「モデルさんは何歳ー?」気がつくと、次々と人が集まっている。「どうやってダイエットするんですかー?」質問攻めにあっていた。

私はとても、嬉しかった。私は、学生時代、とてもデザインの学校に入りたかったから。デザイナーになりたかった訳ではないが、「輸入雑貨コース」という学科で勉強をしたかったから。

今日、私をモデルに、作品を創ってくれた沢山の生徒さんの中から、将来、有名なデザイナーが誕生するかも知れないと思うと今日、ここでモデルをさせてくれてる事を、とても嬉しく思った。

後半の仕事では、直接生徒さんが気軽に声を掛けてくれたり、とてもイイ気持ちで仕事ができた。

今日の「ポージング」は、相手がプロではないので、何とか切り抜けられた、という感触だった。新しいお勉強を、ギャラを貰いながら、教えてもらえた。

本当に、感謝である。

その日の夜、初めて私は、モデルの皆が当たり前に頑張っているであろう、「ポージング」の練習を、全身鏡の前で1時間ほど練習してみた。

今日とったポーズを再現してみたら、何と情けないこと。。。トホホ。。。自分が、「こう見えているだろう」と思っていたものと、かなりかけ離れていた。

皆さん、ごめんなさい!そんな気持ちでいっぱいだった。

「こんなの、ただのギャラ泥棒だ」そう実感してから、自分の力の無さを実感したのだった。

「ポージング」は難しい。つい最近まで、何気なく雑誌の中のモデルを見ていた立場だった自分だが、これからは、それに近づけるよう、頑張らなければイケナイ・・・!

それからの仕事では、あらゆるモデルを観察し、雑誌を買い込んで、雑誌の中のモデルのポーズを研究しだした。

先は長いな・・・そう感じていた。

2002.01.05
 

REY


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更新:2008.11.20
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