かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

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第10回

現地へ訪問


私は、自分が望んでいた輸入雑貨がある本拠地、アメリカとメキシコのパンフレットを、旅行代理店で見ていた。

当時、モデルをしながら私はインディアンジュエリーや、メキシコの民芸品にとても興味を持っていたし、その類の商品が置いてある雑貨屋で働いていた。

「現場を見たい!」

そんな気持ちで、懸命にパンフレットを物色した。

「現地に行ってみたい」という気持ちは、昔から持っていたが、なかなか、何かが背中を押してくれなかった。いや、行くのがある意味、怖かったのかもしれない。現実を見ることが。。。

航空券だけ購入し、現地で自由に動きたいというのが本望であったが、メキシコとなると、そんな勇気はなかった。そして、旅費も高くついてしまう。

そんな訳で、私はいわゆる「観光抜き」のパックを選んだ。航空券、ホテルまでの案内付き、という「現地まで辿り着く」ためだけのツアーに申し込みをした。

時期もオフシーズンだったので、かなり安い旅費で済んだ。

まず私が目指したのは、インディアンジュエリーのメッカである、ナバホ族公園。そこには、昔ながらの「本物」のインディアンが居住しており、作品工房があった。

中には、インディアンジュエリーを何十年と作っている、お婆さんなどが、細かい作業をしていた。「やっと来れたんだ!」という感動と共に、そこでの販売には、結構なプライスがついている。やはり、「本物」は高くて当然だ。「本物」なだけに、繊細で美しい。色々な民族がいて、それぞれの民族が創る作品は、微妙に違う。

石使いが主だったり、シルバーが主だったり、彫り方に特徴があったり・・・

丸1日、私はナバホ族公園を見て回った。

そして翌日も、セスナにてグランドキャニオンへ行き、数々のお店を見て回ったが、グランドキャニオン内にある商品は、やはり「観光向け」。私もビックリ。日本で見たことがあるような品ばかりだった。プライスも日本と変わらない。

私はカルチャーショックを受けた。しかし、それが現実だった。日本という国が、やはり便利すぎるのか、或はそこで販売している意図は、普段、日本でも「インディアンジュエリー」を滅多に目にしない人たちを目的に「お土産感覚」で買っていくのが目的であろうか・・・

・・・とにかく、明日メキシコへ渡ろう。メキシコには、もっと違った予想外の何かがあるはずだと、期待に胸をふくらませた。

前日に予約してあった、“オプショナルツアー”にてメキシコに入国した。メキシコの入り口は、怖いもの知らずの私もビビってしまった。入国と同時に、警察犬の大きな吠える声が聞こえた。ゲートを渡りながら下を見ると、麻薬か何かで数人の外人が取り押さえに遭っていた。

白人も、「バックパッカー」ならず、名付けるなら、「フロントパッカー」。前にリュックをしょっていた。

しかし、入国し、市街へと繰り出すと、ガイドさんの説明もあまり耳に入らないほど、「早く見て回りたい!」という気持ちで、ストリートを勝手にテクテクと歩き始めた。

決められた時間内ギリギリまで、ストリートの殆どのお店を回ったが、率直な感想は、「残念・・・」の一言だった。

私は、仕事柄、シルバーを扱っていたので、店内に入ると、偽者のシルバーの見分けは、すぐについた。実際の仕入れ値価格の10倍ほどのプライスが付けられているお店が殆どだった。日本人が店内に入ると、獲物を狙う目つきで、次々と商品を勧めて来る。

試しに、「高い!」と言うと「ディスカウント!」とメキシコ人から言ってくる。いくらディスカウントするのだろう、と黙って待っていると、大体が30%オフくらいのプライスを自信あり気な表情で、掲げてくる。「要らない」と言うと、「それじゃあ、いくら?」と電卓を手渡して来た。

私は、元値の10%のプライスを電卓に叩き込んで、堂々とそれを渡すと、困惑の表情を浮かべながら、黙りこんでいる。そのまま、店内を出ようとすると小走りに追いかけて来て、「OK」と言う。何だか、腹立たしくて仕方なかった。

ここは皆そうなのか?と思いそんな事を繰り返しているうちに、メキシコ人が逆ギレし、「アミーゴ!!!」と叫びながら、50メートル位、追われたりもした。

・・・とにかく、この旅は私にとって、「輸入」雑貨という物の難しさを、痛感させられる旅となった。

良い取引先を見つけ、バイヤーとなり毎度海外に出向き、それらを日本のお店で消化させていかなければ生活できないのだ。

認めたくはなかったが、私には向いていない、と内心気付いてしまった。「雑貨が好きである自分」で、十分なのかも知れない、と。

帰国し、改めて旅の想いを甦らせ、雑貨屋で働いていた。

自分の中で、既に「雑貨屋経営」の夢は、現実を見ることによって、自然とかき消されていった。

これで、仕事・夢への二股はかけずに済みそうだ。モデルをやりながらも、雑貨屋に対する執着心を持ち続けていた自分。。。中途半端な自分が、大嫌いだった。

学生時代から想い続けた、甘い夢。それが、こんな形で納得することになるとは、夢にも思っていなかった・・・

しかし、この旅は、今後の私のモデル生活・将来のために、絶対不可欠となる大切な経験であったのだ。

2002.01.26

REY


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