かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

新着コラム

51 宝物(最終回)
50 最後の写真
49 若さと体型
48 オーディション結果
47 トホホなオーディション
46 雑誌掲載
45 夢と現実
44 初男性ファッション誌
43 ムービーな私
42 オーディションの嵐
41 復活
40 仕事復帰はTV出演
39 プチ静養
38 ストレス
37 食生活のツケ
36 POWER
35 今の私
34 感謝の気持ち
33 現役モデルとして
32 更新
31 新しい恋愛
30 事務所の更新日
29 初めてのミセス誌
28 引退の兆し
27 目標の実現
26 穴があったら入りたい
25 フィッティングモデル
24 様々なオーディション
23 理想の体型
22 プロフィール
21 イメージチェンジ
20 初めてのポスター
19 苦労の引越し
18 「カバーガール」
17 出会い
16 オペの日
15 入院
14 挫折の帰省
13 突然の災い
12 事務所の移籍
11 モデルの恋愛事情
10 現地へ訪問
9 going my way
8 劣等感
7 ポージング
6 「ホウレンソウ」
5 早速の吉報
4 初めの一歩
3 決心
2 早速のオーディション依頼
1 写真の不思議
0 プレリリース

REY自己紹介
発行部数
あなたもライターになれる

第13回

突然の災い


新しい事務所に移籍するべく準備を進めていった。移籍先の事務所では、今迄私が知らなかった事、出来なかった事が実践できることに、希望の気持ちでいっぱいだった。

まず、私は労働基準法にもある、“1ヶ月前”に、それまでアルバイトとして働いていた雑貨屋のオーナーに、「退職届」と共に、口頭で、これからのプランを説明し、お世話になった感謝の気持ちを伝えた。

これまでの、雑貨屋での色々な出来事や感情を思い出すと、涙が出そうなくらい、あの独特なお店のあたたかさを思い出してしまう。が、今はもう、数々の大切な物とサヨナラする代わりに、「新しい大切」を見つけ、実行していくことが大切だと、実感していた。そう、あの「現地へ訪問」してからの私は更に・・・

・・・ところで、最近の私と言ったら、気持ちはパワフルなつもりでいたが、精神的には、かなり参っていたようだ。

仕事をこなしながら、休日は真夏の炎天下の中行動し、事務所選びに専念していた私は、自分でも気が付かないうちに、体がSOSサインをだしていたのだ。

それは、小学生の頃から起こっていた、心臓発作であった。

1人暮らしの私は、当時4階建てのマンションの4階に部屋があった。しかも、「階段」だったのだ。だが、「体力づくりには十分!」と、ポジティブに考えていた。

事務所周りをし、買い物をして、“あと4段で4階到着”という時点から、意識が全く無くなった。よくある話し、「目が覚めたら病院」、という状況だった。偶然にも、布団の打ち直しのセールスマンが4階に居て、帰り際に、階段の下で丸まっている私と、散乱した買い物袋を発見してくれ、すぐに、救急車を呼んでくれたのだった。

病院では、色々な検査をされた。私は、早く病院から抜け出したかったが、階段から転げ落ちた際に、自分の奥歯で、口内を深く切ってしまい、4針程縫うことになった。

あとの、「普段の体調」についての尋問に、「心臓発作がある」ことは、伏せておいた。理由は、原因不明の病気だったから、である。これまで、何十という有名な病院へ行っても、原因が分からなかったからだ。医者は、原因が「分かりません」とは言えないから、その都度勝手な病名をつけられ、時には「思春期だから」という、とんでもないヤブ医者もいた。小学生の頃から、それを繰り返していて、もう、うんざりしていた。

「早くここから出して!」考えていたことは、それだけだった。私にはやる事があるの!という気持ち。

血液検査から、CTスキャン、色々な検査をされたが、私が1番ショックだったこと・・・それは、ただの「身体検査」で、体重が10kgも減っていたことだった。

親しい友人に、会う度に言われていたことだった。「最近痩せた?」「そう?」そんな会話から始まり、ある日、私の足を見て「ウワッ!気持ち悪いよー!」と言われたことだった。痩せすぎていたのである。

突っ走る私の性格を、1番知っている彼女だったから、私へのそんなコメントは控えてくれていたのであろう、そんな性格の友人だった。

退院して、1番に彼女の家を訪れた。まだ、口の中の傷が痛くて、うまく喋ることが出来なかったが、改めて、私は彼女に聞いた。

「私、気持ち悪い・・・?」

少しの沈黙の後、彼女は口を開いた。「REYの頑張りは分かる。凄く。でも、最近のREYは見てるだけで痛々しい」

痛々しい・・?輝くどころか、痛々しい・・・?その言葉がものすごくショックで、それと共に「痩せていっている自分」に気が付いていなかった自分にショックを受けた。それも、「病的」に。。。

165cmの身長の私は、その頃既に30kg台に突入していたのだった。それも、たった数ヶ月の間でのことだった。

「痩せたねー」なんて人から言われる言葉は、本気で社交辞令だと思っていた。

口内の傷が、またズキズキと痛み出した。顔にも、階段の角に当たった際に出来た切り傷が残っている。

        「最悪・・・」

いつもと変わらず、食べてはいるが、美味しいと感じない自分がいた。生れてこの方、「ダイエット」なるものを実践したことはない。甘い物が無いと、生きて行けない!と思う程の甘党の私。拒食症ではないが、体型を維持出来ず、痩せていく一方だ。

それから数日、部屋にこもり、傷の回復を待った。一応、モデルは顔が命だ。

残りの1ヶ月の、雑貨屋での仕事の責任も果たしていない。移籍先の事務所へも、当分行けそうにない。

親の反対を押し切り、こんな結果になった事態を親には絶対に言えない。

私はこの、突然の災いに1人で戦っていた。自業自得なのだが。。。毎日、考えていた。

「どうしたら輝ける?」「どうしたら魅力的な体型を作れる?」

朝も昼もカーテンも閉めっぱなしで、目にしか映らないTVを眺めていた。何にも興味を持てない。希望もない。眠れない日が続く。悪夢も見る。

後から知ったのだが、私はその頃、「鬱」になりかけていたのだった。

2002.02.16

REY


スポンサード リンク


 

たまごや

声優を目指す少女マキ


知って得する労働法

週刊マナー美人

常識ぽてち

女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

四柱推命による人生相談

お店で買うにはちと恥ずかしい


創刊:2001.11.17
訪問者数:
更新:2008.11.20
デジタルたまごやトップ