かっとびモデルの私生活 by REY

かっとびモデルの私生活
「モデルになってみたい」そんな思いを抱く女性は多いハズ。REYもそんな一人。甘い考えで憧れの職業にチャレンジ。しかし『こんなはずでは・・・』モデルになるまでのREYの険しく過酷な道のりと私生活。

キーワード:モデル,スカウト,公募,ファッション,オーディション,メイク,ヘアー,スタジオ

新着コラム

51 宝物(最終回)
50 最後の写真
49 若さと体型
48 オーディション結果
47 トホホなオーディション
46 雑誌掲載
45 夢と現実
44 初男性ファッション誌
43 ムービーな私
42 オーディションの嵐
41 復活
40 仕事復帰はTV出演
39 プチ静養
38 ストレス
37 食生活のツケ
36 POWER
35 今の私
34 感謝の気持ち
33 現役モデルとして
32 更新
31 新しい恋愛
30 事務所の更新日
29 初めてのミセス誌
28 引退の兆し
27 目標の実現
26 穴があったら入りたい
25 フィッティングモデル
24 様々なオーディション
23 理想の体型
22 プロフィール
21 イメージチェンジ
20 初めてのポスター
19 苦労の引越し
18 「カバーガール」
17 出会い
16 オペの日
15 入院
14 挫折の帰省
13 突然の災い
12 事務所の移籍
11 モデルの恋愛事情
10 現地へ訪問
9 going my way
8 劣等感
7 ポージング
6 「ホウレンソウ」
5 早速の吉報
4 初めの一歩
3 決心
2 早速のオーディション依頼
1 写真の不思議
0 プレリリース

REY自己紹介
発行部数
あなたもライターになれる

第24回

様々なオーディション


・・・とうとうやってきた。

「母役」のモデルの話が。突然、マネージャーから舞い降りてきた、その話に、「えっ?」っと聞き返すことさえ出来なかった。あまりもの驚きだったのだ。

その仕事内容とは、“雛人形のCM”で母役をする、ということだった。あまりに、いつもと変わらないマネージャーにつられ、私も「一応」、その内容を聞いていた。「3歳の女の子のお母さん役です」とマネージャーは言う。

私のイメージチェンジの効果か、もう母役であってもおかしくない年齢なのであろうか・・・

とりあえず、私は「紙面」以外は全てNGにしていたので、改めて、その旨をマネージャーに伝え、お断りをした。が、TVのCMにしては、随分ギャラが良かった。いやいや、ギャラの問題ではない。「いま」の自分が、第三者にとって、もうそれが出来る見栄えであるのか、と考えてしまった。イメチェンには、何の後悔も無かったが、もうそんな役柄が来る私である、ということを、自分自身に言い聞かせた。

この仕事のクライアントである企業は、老舗の大企業であった。

私は、自分の顔を鏡に映してみた。そして、思わず吹き出してしまった。イメチェンをしても、「本当の自分」は多分隠せないだろう、と。現場へ行けば、それなりにこなしていうであろう、仕事であったが、「お母さん」「なあに?」などのセリフが折りこまれているのではないかと、勝手にその光景を想像してみると、おかしくて仕方ない。

そして、数日後。これまた突然である。180℃違った仕事の話があった。「3大女性誌」と言われる、10代〜20代までが主な読者である、某有名雑誌の「ミスコン」に出場しないか、という話だった。

これは、文句なしにコクンと思わず頷いてしまうものだった。

私は、精神的にはまだ子供であった。

20代も半ばになると、「母役」は当たり前であって、スチールの仕事であっても同じ。もう、「ミセス系」いわゆる「婦人系」の雑誌に載っても、何の不思議でもない年齢なのだ。

「母役」については、徐々に気持ちの整理をしていこう、と考えていた。

某有名女性誌のミスコンの書類は、早速提出し、無事に書類審査を通過。二次面接で、私はオーディション会場にて、目と口が大きく開き切っていた。

これまでに、「こんなに粒揃いのオーディションはあったであろうか!」と思う程、誰が「ミス」になってもおかしくないほどに、全てのモデルに個性があり、美しかった。本当に、「美しい」とは、こういう時の為につくられた言葉だと思った。

雑誌などで、見たことがない、まだ駆け出しのモデルと思われるモデルや、「先月の○○に載ったの」といった会話が交わされているモデルの知り合い同士が居たりもした。

その夜は、幸せな気持ちでいっぱいだった。「あんな綺麗なヒトたちの中に自分が居る。選ばれた1人なんだ・・・」全く、こういった現場では、ヤル気と勇気が湧き上がって来る私。

そして、二次面接の結果、選ばれたモデルの中に、私も入っていたのである。また再会だ。あの美しい、皆と。控え室では、モデル同士、仲良くなっていった。私は、特に綺麗だと思っていたモデルが話し掛けてくれたので、そのモデルの顔を、マジマジと見つめ、「そのマスカラはどこの?」などと、質問攻めをしていたのだった。ふたりは、意気投合し、常に私が携帯しているカメラで、記念の写真を撮ったのだった。

ライバルでありながら、私は本当にそのモデルが放つオーラに、魅せられていたのだった。

このような、オーディションの順序を説明しようと思う。オーディションは、かなり大々的なもので、入場・立ち位置・退室、の仕方をホワイトボードに書かれ、モデル全員に説明される、そしてエントリーナンバーのバッジを貰って、「前撮り」と言って、審査の要素となる、ポラロイドを1人ずつ撮っていく。

まず、身長を確認する為の数字が書かれた用紙が予め壁に貼られて、順番が来ると、裸足になり、偽り無い「身長」と共に、全身・アップと、2枚撮られる。それに、自分のエントリーNo・氏名を書き、審査員の手に渡るのだ。

次に、とうとう1人ずつ会場に入室する。女性司会者が、明朗な声で、名前などの紹介を多少してくれる。そして、ドカーンと巨大スクリーンに、自分の「コンポジット」が映し出される。カメラマンも数名来ていて、自己PRや、特技など一通りの説明を終えると、次は、ズラリと並ぶ審査員からの、質問の番だ。私はとりあえず、得意の笑顔でニコニコしていた。

それでも、あまり緊張していなかった私は、審査員の机上の名前を、順に目で追っていったら、その審査員一同様は凄かった。その雑誌の編集長はもちろんのこと、モデル業界でも有名である、カリスマなスタイリスト、メイキャップアーティストが来ていたのだった。

私は、そこから急に緊張がピークに達した。全く、おとぼけであるが、「いま」その場に立っていることの重大さを感じた。

質問をいくつか受けたが、何となく「だめかなぁ・・」という感触であった。

・・・それから、2ヵ月後、その雑誌を早速近所のコンビニで立ち読みをして、そのページを探した。

そう、案の定、控え室で「オーラを放っていた」、あのモデルが、見事、「ミス」として紙面にどアップでそのページを飾っていたのである。

私の気持ちは、「納得」。その一言に尽きた。

私は・・・といえば、審査風景の中に、ちぃーーさく載っていたのである。虫眼鏡が必要かもしれなかった。しかし、気持ちは満足!これこそ、「実力」である。綺麗を保つには、努力も絶対的に必要だ。あらゆる、ファッションにアンテナを張り巡らせ、自分に綺麗を与えていくことが、絶対的に必要。

彼女の健康的な笑顔は最高で、綺麗なお肌に、すっきりとした体型。雑誌のモデルとあって、身長は、私とさほど変わらなかった。「スチールモデル」の真髄見たり、という感じだった。

今でも、その雑誌で「ミス」になった彼女と一緒に、控え室で撮った写真をそのページに挟み、大切な思い出としている。

そして、若くオシャレで綺麗を目指す、女の子たちがそれらの雑誌を見ては、同じものを、と探す人気雑誌に、「ちぃーーさく」とも載れたことも、良い思いでになったのである。

多分、これが、最後の「ミセス系」ならぬ「ミス系」雑誌に出られた、大きなイベントであるだろう。

2002.05.07

REY


スポンサード リンク


 

たまごや

声優を目指す少女マキ


知って得する労働法

週刊マナー美人

常識ぽてち

女性のためのクルマ読本

週刊節税美人

四柱推命による人生相談

お店で買うにはちと恥ずかしい


創刊:2001.11.17
訪問者数:
更新:2008.11.20
デジタルたまごやトップ